どうも、約5年半フリーランスエンジニアを経験したやまもとりゅうけん(@ryukke)です。
 

個人事業主になると、どうしても「会計」は避けて通れません。日々、かかった経費を帳簿し、年度末には必要書類をまとめて税務署に持って行く「確定申告」という強制イベントが待っています。

僕は簿記二級を取得していてそれなりに会計がわかりますが、それでもオール手作業での帳簿って死ぬほどめんどくさいわけですよ。

そこで、近年急速に普及しだした「クラウド会計ソフト」の出番です。「クラウド会計ソフト」を活用すると、確定申告に関する作業量が圧倒的に減ると周りが言うもんだから、やらない手はないなと。

僕も実際にフリーランスになった瞬間に使っていて「めちゃくちゃ良かった」ので、今回は「はじめて確定申告をする」っていう個人事業主にオススメの会計ソフトを比較してみました。ぜひ参考にしてみてください。

 
【著者プロフィール】
やまもとりゅうけん(@ryukke)
WEB/ITコンサルのワンダフルワイフ株式会社代表取締役。
新卒で東証一部上場企業にプログラマーとして就職したのち、27歳でフリーランスエンジニアとして独立し、サイバーエージェント大阪支店等に勤務。
現在は日本最大規模の複業コミュニティ「人生逃げ切りサロン」を開設し、3年間で参加者5000名超まで拡大させる

僕が実際に使っているクラウド会計ソフトはこちら▼


フリーランスがクラウド会計ソフトを使うメリット


それでは、フリーランスがクラウド会計ソフトを使うメリットについて説明しましょう。
 
クラウド会計ソフトを使うメリット
  1. 銀行口座やクレジットカードと同期できる
  2. 操作が直感的で簡単
  3. データをオンラインで管理できる

メリット1:口座やクレジットカードと同期できる

クラウド会計ソフトは、僕達のキャッシュカードやクレジットカードと紐付きます。そして取引記録を自動で取得し、勘定項目も推測した上で半自動的に帳簿してくれるんですよ。これが半端なく便利。

例えば、タクシーでクレジットカード切ったら、勝手に「旅費交通費」の勘定科目に振り分けられてるみたいな。

メリット2:操作が直感的で簡単

クラウド会計ソフトは会計がわからない人も手順に沿って作業していくだけで確定申告が可能といったシンプルなUIになっており、既存の会計ソフトと比べると、使い勝手が段違いです。

事業規模の大きい企業では、その大量で煩雑な取引をクラウド会計ソフトで捌ききるのは難しいかもしれませんが、「フリーランスなりたて」で年収もサラリーマンとさほど変わらないくらいの個人事業主であれば、クラウド会計ソフトで十分事足りてしまいます。

メリット3:データをオンラインで管理できる

さらにクラウド会計ソフトはサービス事業者が管理するサーバー上で稼働するため、データの管理も全て事業者に丸投げできるんですよ。

古臭い人たちは未だに「クラウドはセキュリティが不安」とか言うかもしれませんが、小さい事業者が自らのハードウェアでデータを管理している方が、圧倒的に流出のリスクは高いんです。だって、みんなデータ通信の暗号化とかよく知らないでしょ。

あと、Macからでもスマホからでもソフトを操作できるのがいいですね。既存のクライアント型の会計ソフトはWindows OSびいきが多く、Macユーザーなどはソフトが使えないなんてことも多々ありました。しかし、クラウド会計の世界では端末は問われません。僕はよく出先でスマホから帳簿したりしてます。

まあ、個人事業主くらいの規模なら、クラウド会計ソフトを使わない理由はないってことです。

どのクラウド会計ソフトがフリーランスに最適なのか


クラウド会計ソフトは複数ありますが、その中でも現在「freee」と「MFクラウド確定申告」「やよい会計※青色申告オンライン用」がほぼ三強状態です。
それぞれ比較した結果をまとめてみました。
クラウド会計ソフト シェア 料金 ユーザー満足度(2016年時点)
やよい会計 56.7% ベーシックプラン:1,000円
(初年度のみ6,600円)
92%
freee 21.1% スタータープラン:980円/月 86%
MFクラウド確定申告 16.8% パーソナル会員:980円/月 90.7%
ちなみに僕はfreeeを選んでるので、freeeびいきです。

シェア数は「やよい会計」がダントツでトップ

出典:MMRI

MM総研の調査結果によれば、2020年4月時点でシェア数が最も大きいのは「やよい会計※青色申告オンライン用」とされており、全体の56.7%を占めています。そして次に多いのが「freee」で、全体の21.1%、そして次が「MFクラウド確定申告」で、全体の16.8%ですね。

使いやすさで言うとfreeeがハイレベル

デジタルインファクトが実施した、「第四回クラウド型会計ソフトの利用動向調査」によると、クラウド会計ソフトの選定においてユーザーが最も重視する点は、「簡単であること」が最も高かったそうです。


中でもfreeeはUIが一番シンプルで使い易いんですよ。「会計」のあり方がゼロベースで考えられていて、何と言うか、「アホの気持ちがちゃんとわかってる感じ」がある。

仕訳の登録も空欄を埋めていくだけできるので非常に簡単。改めて簿記を勉強する必要もないくらい、簡略化されています。

これが他のソフトだと、本来の簿記のフォーマットにのっとりすぎてて、簿記に慣れている玄人には馴染みやすいんだけど、初心者にとっては少し置いてけぼり感があるんですよね。

MFクラウド確定申告」や「やよい会計※青色申告オンライン用」を使うんだったら、簿記三級は持っておいた方がいいんじゃないかと思うくらい、ハードル高めです。

まあ、資格を既に持っている人からすると、逆にfreeeに馴染めない場合もあるので、「じぶん、簿記余裕っす。」っていう人は選ばない方が良いケースもあるでしょう。僕は簿記二級持っててもfreeeにしましたけど。

各クラウド会計ソフトの料金の違い

クラウド会計ソフトには、入会金や登録費などの初期費用は一切かかりません。あくまで、使用期間に応じて月定額または年定額で課金されていくのみ。

初心者にとってはほぼ必須機能と言える「チャットやメールでのサポート対応」が付与されているプランの中で、一番ライトなものの料金を比較すると以下のようになります。どれもそこまで大きな差はないですね。
■ freee:スタータープラン
980円/月■ MFクラウド確定申告:パーソナル会員
980円/月

■ やよいの青色申告オンライン:ベーシックプラン
1,000円/月 (初年度のみ6,600円)

やよい会計※青色申告オンライン用には、8,800円/年(初年度無料)の「セルフプラン」がありますが、チャット/メールでのサポートがついていないため、初年度無料でも割に合わないかなと。

また、MFクラウド確定申告には、完全無料プランもあり、そちらで確定申告書類の出力までできるんですが、月間仕訳件数が15件までと制限されていて、さすがに使い物になりません。

ちなみに、MFクラウド確定申告だと、電話サポートもついて2,980円/月という「パーソナルプラスプラン」というものがあるんですが、さすがに電話サポートだけで値段が上がりすぎだし、サポートは、メール/チャットだけで必要十分です。

各クラウド会計ソフトのサポート品質について

メール/チャットによるサポート対応ってどうなの?という部分ですが、結論かなり迅速に対応してくれます。

質問の内容にもよるけど、3分以内には既読になって、6分以内には返事してくれるイメージ。ただ、もちろん営業時間内のみですけど。

僕の場合、クレジットカードの取引情報との同期で失敗する時とか、よくサポートに「いつ対応してくれまんねや」という質問を投げてますねw

というのも、金融機関のネットバンキングに仕様変更があった時など、クラウド会計ソフト側がアップデートに対応するまでは同期ができなくなったりするんですよね。金融機関がAPI提供してあげたらいいんですけど。。まあこれはちょっと難しい話なのでおいときます。

ユーザー満足度について、2016年の数値を比較すると以下のようになります。freeeが若干低めですが、おそらくUIがこれまでの会計ソフトからすると型破りだからじゃないかなあと。
■ freee:86%
■ MFクラウド確定申告:90.7%
■ やよいの青色申告オンライン:92%
やよいは老舗ですからやはり、ウケが良さそうですね。

クラウド会計ソフトを使った帳簿から確定申告ってこんな感じ


今回はfreeeを例に、クラウド会計ソフトのフローをまとめてみました!
※解説画像は僕が2016年時点で使用したものであるため、現在のUIとは多少異なる場合があります。

まずは口座を登録する


まずは、口座を登録しましょう。これで、銀行やクレジットカード会社と取引履歴が同期されます。同期できる銀行、クレジットカード、決済サービスや電子マネーは合計で3808。(2017年1月時点)

よく、金融機関とクレジットカード会社で二重帳簿になったりしないの?と聞かれますが、基本的には二重にはなりません。なぜなら、仕訳上ではクレジットカードでの取引は引き落とし前の段階では「未払金」として計上されるからです。

金融機関側で27日とか月末に引き落とされてはじめて、「未払金」が借方に、「普通預金」が貸方に動くんですよね。だから、二重帳簿にはならない。でもまあ、こんなことがよくわかってなくても裏側でうまいことやってくれるのがfreee

また、取引を数ヶ月さかのぼって帳簿してくれたりするので、期中にfreeeを登録しても問題なく確定申告できます。※口座の種類によって、どれくらい前まで、何件までさかのぼれるかは異なります。

スマホで仕訳する

登録した口座で取引が発生した場合、自動的に同期され、こんな感じにスマホアプリに上がってきます。


で、これを右にスライドすると取引の登録が完了します。楽。


左にスライドすると、取引を無視できます。奨学金の引き落としなんかは経費にならないので無視してます。

取引の勘定科目をAIが学習+推測してくれるので、僕らはほとんどの場合、ただ右か左にスライドするだけでOKです。「旅費交通費」とか「消耗品費」とか勝手に決めてくれるんですよ。この機能優秀すぎ。

おまけに、口座と紐づいていない出費を計上したい時は、領収書をスマホで写真をとってアップロードすると自動で画像分析して仕訳してくれたりします。もはや死角なし。

確定申告する


時期が来たらいよいよ確定申告します。これもめっちゃ簡単。質問に答えながら、数字を打ち込んでいくだけ。


最終的に、支払う税額が出るので、資料をPDFで出力、印刷して税務署に持っていきましょう。

フリーランスに最適なクラウド会計ソフトのまとめ

クラウド会計ソフト シェア 料金 ユーザー満足度(2016年時点)
やよい会計 56.7% ベーシックプラン:1,000円
(初年度のみ6,600円)
92%
freee 21.1% スタータープラン:980円/月 86%
MFクラウド確定申告 16.8% パーソナル会員:980円/月 90.7%
個人事業主でも、まだ税理士に頼むのは結構費用もかかるし億劫だという人には、クラウド会計はうってつけですね。

ただ、クラウド会計が「経理経験がなくても確定申告ができる!」と謳っているものの、自分で会計をやる以上、最低限の知識は必要になってきます。何が経費になって何が経費にならないかくらいは把握しておくことは重要です。

会計の知識は身につけておいて損はないですから、勉強しながら、なんならクラウド会計ソフトのサポートに質問し倒しながら、お金をしっかり守っていくと良いのではないでしょうか。

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