日本学生支援機構とかいうナイスな借金システムあるじゃないですか。僕も学生時代は借りてました。大体毎月5万円。
とはいっても、実はわざわざ借りなくても生活は余裕だったんですよね。僕は当時実家通いで、さらに授業料の減免申請が通ってたので、固定費ゼロだったから。
では、なぜわざわざ金を借りたのか。答えは簡単。
「遊ぶ金が欲しかったから。」
犯罪者みたいな動機ですけど、後悔はしてない。おかげで楽しい大学生活を過ごすことができました。
時々、日本学生支援機構に親でも殺されたかのように奨学金制度をディスり倒す人もいますが、今日はそんな人達を尻目に借金万歳な記事を書いてみました。さあ、これ読んでみんなも借金しよう。
目次
借金しなかったらバイトする羽目になってた
いくら固定費がゼロと言えど、お金がないと困るわけです。友達と飲んだり、彼女とデートしたりできないから。つまり、何かしらの収入を得る手段は必要です。
で、その手段として最もポピュラーなのがアルバイトなわけです。僕はこれをやるのがどうしても嫌だったんですよね。
今では、AirBNBやブログのような小資本から始められる個人事業が学生の間にも随分と浸透しました。だけど、当時はビジネスの敷居はまだまだ高くて、大きく稼ぐにはある程度のリスクを受け入れる必要がありました。
学生の商売って大抵失敗するじゃないですか。僕は大して自分に自信はなかったし、そもそもやりたいことも特になかったので、僕がお金を稼ぐにはやはりアルバイトをするくらいしかなかったんですよ。
だけど、僕は興味のないことは徹底的に覚えられないタイプなので、アルバイトができませんでした。大抵、バイトリーダーみたいなやつにいびられまくって腹立って辞めるパターン。なら、金借りるしかないだろーと。
すでにお分りかと思いますが、僕はゆとりです。
日本学生支援機構は割と質の良い借金
平成18年度から借りはじめた僕の奨学金の貸与利率は大体1%強くらいです。今でいうと、住宅ローンの固定金利くらい。
これって、借金としては結構質が良いんですよ。特に何の社会的信用もないたかが学生がお金を借りようと思ったら、普通に年利15%とか取られるわけ。15%っつったら、まじでどれだけ払っても元本減らないですからね。レイクやアコムは地獄の入り口っていう。
そこから考えると、家を買うわけでもないのに1%程度の低金利でお金を借りられる奨学金って、めっちゃ美味しいのわかります?
僕は、「借金だけはしない!」とかいいながら週6でバイトしてる周囲の学生が不思議で仕方ありませんでした。お前ら修行僧かと。あと、彼ら普通に携帯電話代金を割賦払いで買いますよね。兄さん、それ借金やで。
借金に目的意識を求める謎
「借りるにしても目的意識を持たないとダメ!」とかいう人もいますが、僕は「遊ぶため」に借りたので、ちゃんと目的意識があります。なんかおかしいこと言ったー?
あのさ、奨学金は自己投資に使わないといけないみたいな法律とかないわけ。いいじゃん、「バイトしたくないから」で。変な成功哲学で奨学金の敷居を上げんな。
簡単に言うと僕は、バイトの苦痛から逃れることをお金で買った感じなんですよね。「後から借金が自分の首を絞める」っていうけど、どうせ首を絞められるなら後回しにした方がいいわけですよ。
だって、平均的な国立大卒のサラリーマンだったら、返済能力は年をとればとるほど上がっていくんだもん。だったら、「学生」という名の、社会の最底辺にいる現在の自分より、成功した未来の自分に負担させた方が効率良いでしょ。人生的に考えて。
今僕は紆余曲折あってフリーランスにやってますが、サラリーマンでい続けるより稼げる根拠があって転身しました。なので、たかだか毎月16000円程度の支払いに首絞められてません。引き落とされてることにも気付かない。
過去の僕の選択は間違っていませんでした。
借金がそんなに嫌なら最初から大学行くな
まあ、借金なんてしなくても大学に行ける制度が整うのが理想ですよ。欧米諸国で「奨学金」と言えば、基本的には「貸与」ではなく、「給付」ですからね。日本は国際社会において相対的に教育への投資意欲が薄いことは確かです。
だけど、そこに文句を言ってもどうにもなりません。実際、日本で大学に進学しようと思ったらそれなりにコストがかかってしまうわけで、それでも大学に通いたいなら現実を受け入れるしかないんですよ。
だからこそ、もう一度考えてみたらいいんじゃないですか。大学に通う価値があるかどうか。
ここで大学不要論を唱えるつもりはありませんが、その大学にどれくらいの費用対効果があるかくらいは18歳でも考えた方がいいと思うんですよね。じゃないと、後から「奨学金のせいで生活が苦しい」とか「奨学金のせいで結婚できない」みたいなアホなこと言われても面倒見きれないじゃないですか。いやいやお前が選んだ道やないかと。
僕は費用負担の小さい国立大学で、実家から通えて、かつ低金利で借金できる特権が得られるから大学生になったんです。実家から通えないようなところにある私立大学なんかに行くわけがないじゃないですか。親に仕送りさせて、自分でもアルバイトしながら学業に励むなんてさすがにバカです。何しに大学いくねんって感じ。
さいごに:大学は遊ぶところでいいじゃない
僕は大学時代、奨学金使って遊び倒しました。
こんなこというと、「奨学金をそんなくだらないことに使うなんてけしからん」なんて言ってくるおっさんが登場しますが、借りた金をどう使おうが僕の自由なわけです。
ちゃんと順調に返して、後輩達の奨学金の財源に貢献してるわけ。文句ないだろ。