文系出身エンジニアが2年のキャリアでフリーランスに転身した話


どうも、文系出身若手フリーランスインフラエンジニアのりゅうけんです。


フリーランスエンジニアに転身して 1年と3ヶ月が経ちました (2016年3月現在)。現在、「人生を冗長化するエンジニア」として、Amazon Web Service などのクラウドサービスに特化したフリーランスエンジニアとして活動しながら、ブログでの情報発信やその他スモールビジネスで収入源を分散して生活しております。


エンジニアとしての収入を公開すると、現在月単価 61 万 5600 円です。僕はいわゆる、インフラ系エンジニアといって、企業のサーバやネットワークを設計構築する立場のエンジニアです。インフラ系エンジニアは、アプリ開発などのWeb系エンジニアと比べると報酬は低めになる傾向があるので、フリーランスエンジニアとしては特別高単価の契約ではありません。(某渋谷のベンチャー企業とフリーランス契約してるWebエンジニアの友人の月単価は 84 万円とのこと。)


それでも、20代で同世代の一般的なサラリーマンエンジニアの給料と比較するとかなり高いと思います。僕は会社勤めしてた頃は毎月手取り17万円で働いてましたから、報酬は実に3倍以上になっています。


今回は、エンジニアという職種とはどういうものか気になる文系学生の方や、既にエンジニアとして活躍されているけど、フリーランスという働き方はどうなのか気になるという方向けに、文系出身の僕がどのようにキャリアを歩んでフリーランスになったかをお伝えしようと思います。


エンジニアを目指したきっかけ

さて、文系出身の僕がエンジニアを目指したきっかけは、「手に職」が欲しかったからです。


文系出身の学生のほとんどは、営業とか、経理とか、総務とかで就職するわけですが、それは特に何のスキルがなくてもできます。それこそ高卒でもできるレベルなので、せっかく国立大学を出ても過当競争に晒されます。


そんな市場で真正面から勝負するより、文系のくせにプログラミングができて、一人で簡単なWEBサービスくらいならローンチできて、当然営業もできて、マーケティングもわかってるっていう人材になれた方が市場価値はぐーんと上がって、生きていきやすいはず。


そんなことを考えた結果、まずは、手に職をつけるために技術者になろうと思いました。


僕が内定を獲得した会社は研修制度が整っていて、無経験の文系エンジニア大歓迎ということでした。実家は曹洞宗にもかかわらず他力本願な僕は、内定期間中にも何の本も読まず、会社の研修制度に頼りまくろうと決意しました。自分で勉強するより教えてもらう方が時間効率良いですからね。


そして、就職してからおよそ8ヶ月の間、電卓をプログラミングで作ったり、過去の案件をチームで開発しなおす演習をしたり、毎日毎日新しい技術に触れる日々を送りました。


全体研修終了後、C言語や、データベースに関する基礎的な知識は身につき、オンザジョブトレーニングの段階に入ります。新入社員のうち、一部の優秀な同期エンジニアはこの頃すでに現場の第一線に配属され活躍していましたが、僕はプログラミングが大好きにはなったものの、技術者としては可もなく不可もなかったので、まだ研修に毛が生えたような環境で手取り足取り教えてもらっていました。


たまに、「アポなし訪問で名刺を配り散らす」という、エンジニアがやる意味が全くわからない営業研修があったのですが、それだけは成績良かったです。


雇われの壁にぶち当たる

オンザジョブトレーニングもそこそこ楽しくやってはいましたが、ものすごく大きな不満がありました。それは、驚くほどに給料が低いということと、労働時間が長いということでした。自分の意思で給料の額や働く時間を決められないということに、窮屈さを感じるようになっていたのです。


冒頭に書いた通り、当時の僕は毎月手取り17万円で生活しておりました。そこに週4ペースで猛烈な飲み会が行われていたので、とにかく全然お金がたまらない。


関東ではじめての一人暮らしだった(千葉の南行徳というところに住んでました)ので、お金の使い方もわからなかった僕は散財しました。このまま一生お金に困る生活を続けるのも嫌だと思い、当時思いつく限りの副業をはじめました。節約するという思考は全くなく、節約するくらいなら増やそうという思考でした。文字通り、その方が生産的ですからね。


投資もしたし、音楽が好きだったので、CDのミキシングやマスタリング代行なんてのもしたし、ネットワークビジネスもしました。すると、何事も全力で取り組む性分のため、それなりの結果が出るわけです。半年ほど経った頃には、本業の収入の倍以上の収入が入ってくるようになっていました。


とはいえ、当時はまだ安定的に毎月入ってくる収入にはなっていませんでした。低い時は月 10 万円くらいの時もあったため、生活の保障のため、本業をだらだらと続けていたある日のこと。


「山本がなんかよそで稼いでるらしい」という噂が人事部の耳に入ります。


突然、社内携帯で人事部から呼び出された僕は覚悟の上、ミーティングルームへ向かいました。すると、案の定、「副業か本業どっちをとるのか」と詰められ、「副業です!」と即答しました。サラリーマン1年目の2月末のことです。


副業収入はたしかに安定はしてないけど、生活の保障とはいえ、わざわざ正社員として雇われてる理由もないなと思い、転職を決断します。


派遣社員となり、スキルを溜め込む

突然の事実上のクビ宣告に、焦って転職先を探した僕は、某大手商社系SIerのインフラ系エンジニア枠が空いているらしいということを転職エージェントから聞き、即決しました。


この時、契約形態は何でも良かったので派遣社員として時給労働者となります。そして、当時の時給は1800円。手取りは大体月で25万ほどになっていたので、それでも前職の17万円よりマシでした。派遣>>>>正社員ということがわかりました。


ただし、インフラエンジニアとしてのスキルは当時ゼロ。前職で半年間学んだコーディング技術は何の役にも立たず、いきなりルーターとかスイッチをデータセンターまで持って行ってラックマウントしたり、LANケーブルの配線をしたり、わけがわからずただ命令されることを淡々とこなす日々が半年ほど続きました。


インフラ系エンジニアの方ならわかると思いますが、インフラは非常にシビアな業務が多いです。ケーブルを一本抜き間違えたら大惨事なんてことも多々。僕も仮想サーバの電源を間違えて本番機のものを落としてしまい、こっぴどく怒られたりもしました。


ですが、当時の職場環境は本当に素晴らしく、何も経験のない若造の僕を丁寧に育ててくださいました。このご恩は忘れません。


そして、ちょうど、2年間の経験を積んだ後、フリーランスになることを決意します。


自分のスキルの価値に気づく

フリーランスを志望しはじめた頃は、副業(というか本業)収入たちも随分と安定してきていたので、お金のためというより、もっとクラウドに関する技術を学んでみたいとか、もっと色々な働き方を経験してみたいといった好奇心が先行して決断したという意味合いが大きかったと思います。そうしてカジュアルに独立してみたら思いの外収入が増えましたw


今でこそ、気になった企業に突撃して直接自分を売り込みに行ってみたりもしますが、当時はそんな度胸はなかったので、紹介会社を経由して、案件を探してもらいました。そこで、「今の自分のスキルだともっと稼いでてもよい」ということを知るわけです。


エンジニアの方は、今すぐ独立しようという意思がなくても、必ず一度カウンセラーに、ご自身の市場価値を分析してもらった方が良いですね。新しい世界を知れますよ。


初めての方は案件数が超豊富で報酬も高額な以下のエージェント企業に相談してみるのがオススメです。


レバテックフリーランス


ギークスジョブ


これらのエージェント企業については、こちらの記事で詳しく解説しています。


世間は意外とフリーランスに優しかった

営業力の高いエージェント企業は大量の案件を紹介してくれます。世間はエンジニア不足とは聞いていたけど、これほどまでかと驚きました。一歩行動を起こしてはじめて世の中が見えてくるものですね。


正直、サーバーサイドの知識などはフリーランスとしてやっていくには不安もありました。しかし、ちょっと不安なくらいでも飛び込んで、環境に馴染んでいった方が成長は圧倒的に早いわけです。無経験なら厳しいでしょうが、やってみてから考える精神で臨んで、ほとんどのエンジニアがフリーランスとして通用すると思います。多くの人が思っているほど、フリーランスは厳しい世界ではないというのが僕の印象です。


だって、文系出身で、たった2年のインフラ関連のキャリアしかなかった僕ですら、活躍できているわけですから。


僕はリモートワークなどの働き方も積極的に採用していってますが、週5勤務で定時まで働くスタイルのフリーランスなんて、普通のサラリーマンとぶっちゃけ変わらないですからね。フリーランスになったからといって、環境が激変するというわけでもありません。普通にやってれば、仕事が途絶えるようなこともそうそうありません。


みんな何故かフリーランスはいばらの道だと思ってるのですが、全くそうではないんですよ。むしろ超舗装された道にレッドカーペット敷かれてるイメージ。初心者でもPHPやJAVAを本気で勉強すれば半年〜1年でフリーランスになって爆稼ぎできるわけで、エンジニアはもっとカジュアルに独立するべきというのが僕の結論です。


フリーランスになることで、労働時間は雇われの頃と比べると3分の2くらいになったし、サラリーマンの頃より負わされる責任の範囲も限定的になりました。そして、何より交渉次第で自分で収入を決められる自由があります。また、成果物さえ納品しておけば何も文句は言われないので、会社とドライな付き合いができて楽です。


あと、フリーランスだと半年働いて半年休むっていうような自由な働き方も実践しやすいです。休んでる間のお金が不安という方は、サイドで収入をとっておけば問題ないです。要するに、エアビーとかブログやっとけばいいんじゃないでしょうか。


考える前に独立してしまえばいい

みんな何かを始めようとする前にあーだこーだとできない理由ばかり探しはじめるのですが、僕はやらない理由を探して決断するのではなく、やる理由を探して決断することにしています。


自分がうまくいかない理由なんて考えれば考えるほど出てくるんですよ。そんなものに振り回されていたら、いつまで経っても人生は変化していきません。くすぶっているエンジニアを見ると、あなたもできるから!ユーキャンドゥーイットだから!とりあえずごちゃごちゃ言う前にさっさと独立せえ!といつも思います。何度も言いますが、ただの文系出身低スキルエンジニアでも20代中盤にしてフリーランスでバリバリ活躍できるんですから。


ところで、みんな、新卒で企業に就職する時は、どこで働くかも、どこに住まされるかも、どんな仕事をさせられるかもわからなくても平気で新しい環境に飛び込んでいくのに、何故転職とか、独立となると急にビビりだすんですかね。不思議。


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