年末にわざわざ一年を振り返るやつにロクなのいない理由

年末になると、みんな儀式をはじめるじゃないですか。儀式っていうのはもちろん「ソーシャル一年の振り返り祭り」のことですよ。そう。あの気持ち悪いやつ。

Facebookで長々と、たかだか転職したくらいで、「激動の一年だった!」などと言いながら、半月後には忘れているであろう、来年の目標を発表するアレです。ほんと誰得なんでしょう。

今日は、この形骸の極みとも言える異常な儀式を根絶するために一筆したためました。これを読んだらもう僕の目につくところで一年を振り返ったりしないでくださいね。

それをなぜ今やるのか

まずね、「一年の振り返り」を12月にやる必要性はどこにもないわけです。

他にも大掃除とか、忘年会とか、なんなんですか。12月に全部まとめないと死ぬみたいなルールでもあるの。

「師走は忙しい」と言われるけど、別に他の月でもできることをわざわざ年末に詰め込もうとする様をみると、むしろ「師走は忙しくしなければならない」と自己洗脳しているように見えます。

本来なら、クリスマスだって別に12月じゃなくてよくね?とも思ったりするわけですよ。公式的には12/25がクリスマスだけど、別に公式にのっからなくてもいいわけじゃないですか。「クリスマスは混むから俺たちのクリスマスは11/25だ」っていうカップルがいてもいいでしょ。

だけど、「それらは全部12月にやるものだ」という暗黙の了解に支配され、みんな何の疑いもなく12月に予定詰め込むわけです。僕は子供の頃からこれが不思議で仕方がありませんでした。

「一年の振り返り」をやること自体は悪いことではありません。実績を適切に分析することは、適切な次の一手につながりますからね。

ただし、ただでさえ周囲から予定を詰め込まれがちで忙しくなりやすい年末にそれをやるのは、合理性にかけると判断せざるを得ません。他の月にやりましょうよ。ピーク分散なんて当たり前でしょ。

ちなみに僕は、後ほど述べますが一年の振り返りはやりません。

周りがやってるから自分もやろうという発想

世の中の99%は「周りがやってるから自分も。」で出来てると思うんですけど、この発想が気持ち悪い。

普段からブログやyoutubeなどで発信してる人が「季節ネタ」として一年の振り返りを持ってくるのはまだ理解できますよ。

だけど、「今までどこにおったん」的な人が突然登場して、「今年は変化の多い年でした!」とか、読者置いてけぼりもいいとこでしょ。そもそもこっちからすると、お前が変化してるように見えねーよと。変化の過程見せられてないもん。

彼らは、世間に便乗しないと不安なんでしょう。もしくは、世間に便乗することでしか自分をアピールする術を持たないか。

しかも、転職したとか、結婚したとか、子供産まれたとか、誰でも経験するような特に真新しさのないネタで一年を締めくくろうとする神経もよくわからない。読者からの「そんなのどうでもいいよ。」という声が聞こえてこないのか。

彼らは圧倒的に変化量が少ないんです。会社員として、去年も今年も来年も連綿と続く変化のない人生の中で、見つけた変化がそれしかない。人生ネタ不足過ぎてもはや憐れみすら覚えます。せめて「ブログで飯が食えるようになりました!」とか「エアビーで飯が食えるようになりました!」とかないの。

僕は彼らのことをこっそり「発信弱者」と呼んでます。僕が最も関心を持てない層です。

さいごに:一年に一回しかやらない振り返りなんて意味がない

「振り返り」とは、過去の実績を評価して、次の行動につなげるためのものです。改善活動のフレームワークの一種である”PDCA”で言うと、C(check)と、A(Action)の部分ですね。

そして、この改善活動は、「改善度」を確保するため、短いスパンで繰り返していくことが求められます。僕のブログ運営なんかは毎日振り返ってますよ。ブログで稼ぐならこんなの当たり前過ぎて口に出すのも憚られるくらい。

にもかかわらず、一年に一回しか振り返らないというのは、完全にPDCA舐めてますよね。スピード感がない。だって、一年に一回しか改善できないんですよ。それじゃ、人生変えるのに何十年かかるんだって話ですよ。いやむしろ、人生変える気なんて最初から全くないのかもしれないですね。儀式だから。

本当に振り返ってる人は、わざわざ年末に振り返らないんですよね。だって、毎月、毎週、毎日振り返ってるから。僕が一年の振り返りなんてやらないのはこういった理由があります。

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