どうも、文系出身フリーランスエンジニアのりゅうけんです。
いま、もっとも独立した方がいい職種ナンバーワンは「エンジニア」ではないでしょうか。僕も27歳の時に独立してフリーランスエンジニアになりましたが、「どう考えても良いところしかないじゃないか!」というのが本音です。
当時は、「独立するとリスクがうんぬん」の話を、独立したこともない先輩方から沢山されましたが、彼らの言う、「リスク」は僕にとってのリスクではなかったんですよね。
僕が「エンジニアはフリーランス一択だろ」と考える理由は4つ。説明していきたいと思います。
目次
まず稼げる額が全く違う
まず、正社員で得られる収入よりずっと大きい収入が得られます。20代なら3倍くらいになるんじゃないでしょうか。僕の場合、手取り17万円→60万円にアップしましたからね。エンジニア向けの転職・独立のサポートをしているレバレジーズ株式会社が作成した市場レポートによると、フリーランスエンジニアの70%以上は月収60万円以上の契約を結んでいるそうです。
体感的には、相場はWeb系エンジニアなら60万円〜90万円/月、インフラ系エンジニアなら55万円〜70万円/月程度です。関東圏以外の案件だと、ここから10万円〜15万円ほど下がるものと考えるとちょうど良いかも。
また、税別単価で依頼を受けると、消費税が上がった時に報酬も上がります。例えば現在月単価60万円(税別)のエンジニアであれば、60万円×1.08(消費税)=64万8000円の報酬。消費税が10%になったら、60万円×1.10(消費税)=66万円になります。税率が上がってもフリーランスエンジニアなら心配ないですねw
働く時間をある程度自由に決められる
フリーランス案件のほとんどは清算幅という概念で労働時間とそれに対する報酬を管理しています。例えば、140-180hという清算幅であれば、月の稼働時間が140hから180hの間に収まった時、契約通りの報酬になります。もし、180hを上回るとその分の報酬が上乗せされ、逆に140hを切ると、控除が発生するという仕組み。
正社員によくあるサービス残業など、もちろんする必要はありません。清算幅の枠に収まるくらい働けばとりあえずOKです。仮に、140-180hの清算幅で、月単価が80万円の時、最大で時給5700円(=80万円÷140h)です。ぱねえ。だけど渋谷のweb系の案件とかならザラにあるんですよね。
また、リモートワーク可能な案件なども増えてきています。仙台に住みながら、渋谷の案件をこなしたりといったノマド的な働き方ですね。自宅で全部やりたいという人にはオススメ。
特別責任が重いというわけでもない
エージェントを介した、フリーランスエンジニアの業務委託契約は一般的に「委任方契約」なので、「請負契約」と違って、必ずしも成果物を納品する必要はありません。「一定の期間働きましたよ」という行動そのものに対して報酬が支払われるのです。
だからと言って、雑に仕事して良いというわけではないですけどね。つまり、プロパー社員と仕事に対する責任度はさほど変わらないということです。
自分でやりたい仕事を選択できる
極端な話、あ〜Javaのスキル身につけたいな〜と思ったら、Javaを扱う案件に参画すればいいわけです。異常なまでのエンジニア不足の昨今、そこまで高いレベルのスキルがなくても、案件を見つけることは難しくはありません。まあ、ど素人では厳しいけど。
あと、プロパー社員ならではの雑務ってめんどくさくないですか。そもそも、エンジニアなのになんで電話とらなあかんねんとか、エンジニアなのになんで発注業務やらなあかんねんとか僕は思ってしまうタイプです。
フリーランスであれば、基本的に依頼された内容から逸脱することは求められないので気が楽です。たまに、求めてくる会社もあるけど、その時はエージェントに相談しましょう。
また、案件探しの際、自分の人脈に自信がない人は、紹介会社を経由して案件を見つける方法があります。無料で相談可能なので、まず自分の市場価値を把握するために登録してみるのもオススメです。以下の2社に登録しておけば常駐型の案件に困ることはないでしょう。
これらのエージェント企業については、こちらの記事で詳しく解説しています。
節税できる
フリーランスになると、当然年に一度、確定申告をする必要がでてきます。経費清算が面倒くさいなどと言う人もいますが、やりようによってはものすごく節税できるので、メリットの方が圧倒的に大きいと思います。
それでも面倒くさいという人は、freeeというサービスを利用するといいと思います。自分の銀行口座やクレジットカードとひも付き、クラウド上で自動的に経費清算し、数クリックで書類をPDF出力できます。フローに沿って作業をするだけで良いので、必要最低限の簿記知識のみで確定申告が可能です。
無料相談機能もついているので、事業収入がフリーランスエンジニア一本程度であれば、税理士をつけなくても十分このサービスだけで対策できてしまいます。詳しくはこちらで。
じゃあ、デメリットはないの?
デメリットは何かというところばかりやたら気にする人がいるので、よくインターネットでフリーランスのデメリットとして謳われているものを挙げていきます。でも、僕から言わせると、デメリットでもなんでもないものばかりです。
よくあるフリーランスのデメリット
1.正社員より不安定
2.退職金が出ない
3.福利厚生がない
正社員より不安定
そもそも正社員も不安定。会社ごと共倒れするエンジニア沢山見てます。むしろいま、雇用が安定してる会社ってどこなんですかね。一生同じ会社で勤め続けるなんて、このご時世、土台無理な話だし。
退職金が出ない
そもそもあなたの会社も出ないでしょう。
福利厚生がない
そもそも福利厚生って必要ですか?せいぜい家賃補助くらいでしょ。でも、プロパー社員より2倍稼いだら家賃補助分くらい支払っても全然あまる。
そんな感じ。
どうしても福利厚生が欲しいなら、PE-BANKに案件を紹介してもらうといいかもしれません。フリーランスで参画してるメンバー向けの福利厚生が比較的充実してます。以前、無料立食パーティとかやってました。まあ、それが魅力的かどうかはわかりませんが。
僕がフリーランスのデメリットとして、これは本当にデメリットかもな。と思うのは、健康診断にいくモチベーションがわかなくなることくらい。
まとめ
フリーランスは収入の大きいアルバイトみたいなものです。気軽に参加できて、契約期間が満了すれば簡単にやめられる。それでいて、正社員より圧倒的に高い報酬が得られる。エージェント会社があなたに最適な案件を無数に保有しているので、雇用の不安定さも大部分を解消してくれる。もはや、フリーランスエンジニアに死角なし。
個人的には、正社員では稼ぎきれないような収入をもって、ブログなどの、「ある程度事業が育てば手を離せる」ビジネスに投資し、収入源の本数をどんどん増やしていくのが賢い生き方だなと思います。
どうせ、60歳を超えても一生現役でいられる仕事なんて、正社員だとしてもないわけで、自動的な収入を作っていかないと労働地獄からは逃れられません。ならば若いうちにガツンと稼ぎ、それを元手に複数起業で人生のリスクを軽減していくのが合理的じゃないでしょうか。エンジニアはシステムなんて冗長化してる場合ではありません。自分の人生を冗長化しましょう。