どうも、フリーランスエンジニアのりゅうけんです。


エンジニアとして転職や独立をするタイミングって、いつ頃がベストなんですか?

僕はよく、『エンジニアの転職や独立のベストなタイミングはいつなのか』ってことをよく聞かれます。


結論、思い立ったらタイミングなんて考えずに、今すぐ転職なり独立なりしてしまいましょう。


というか、本当に自分が転職や独立したいって思ってるんであれば、すぐにでも案件見つけて会社辞めちゃえば良くないですか?仮に転職に最適な月を聞いたからといって、その月まで行きたくもない会社に留まり続けるのは極めてナンセンスです。


そんなタイミングを考えている暇があったら、さっさと転職してしまった方が機会損失を減らせます。


。。。とはいえ、ITエンジニアを取り巻く転職市場には毎月微妙な変化があって、求人数と求職数のバランスが月によって変動してます。


なので、市場の需要と供給のバランスを見て、戦略的に自分を売り込んでいくようなアプローチを考えるなら、転職や独立のタイミングを敢えて見計らうのもなくはないかと思うんですよ。


そこで今回は、ITエンジニアの転職市場を分析した上で、『一体どの月が転職に最も適しているのか』といった部分を調査していこうかと思います。


この記事を最後まで読めば、あなたも『いつエンジニアに転職すれば良いのか』について知ることができます。是非参考にしてみてください。

全体的な転職市場を分析してみた



転職市場は企業の求人数や転職希望者数によって需給のバランスが変動しますが、以下より全体的な転職市場における『求人倍率』や『求人数』『求職数』の月毎の変化を確認していきます。

求人倍率が高い時期は何月?

転職求人サイトのdodaでは、2017年〜2018年における全体的な中途採用の活動サイクルが公表されていますが、その中身を覗くと、1年間を通して最も求人倍率が高い月が12月、そして最も低いのが4月だということが分かります。

dodaより引用

ざっと見た感じ、求人数と求職者数の両方が増加傾向にある1月が転職活動における『繁忙期』、反対に12月は求人数と求職者数の両方が落ち込む『閑散期だということが分かるでしょう。

求職者数が多い時期は何月?

以上に加えて、次に新規求職者の増減を表したグラフを見てみると、最も求職者による申し込みの多い月が4月、そして最も少ない月が12月となっています。

dodaより引用

4月は年度初めの時期ってこともあって、仕事の環境を変えるタイミングとして心理的にベストだと考えられてるんじゃないかと思われます。また、反対に12月は1年の終わりの時期なので、繁忙期で転職にリソースを割けないといった事情も考えられますね。

求人数が多い時期は何月?

続いて、新規求人者の増減を表したグラフを見てみると、最も求人数が多いのが10月と1月、そして最も少ないのが5月と12月になってます。

dodaより引用

10月や1月は、3月期決算、12月期決算のそれぞれの企業の期が変わるタイミングなので、割と企業側からも求人に力を注がれやすくなってます。


また、5月は比較的どこもまだ新卒採用に追われているケースが多く、12月は年末なので採用担当者の業務量が増え、中々採用活動にリソースが割けないといった事情があるんじゃないかと思います。

ITエンジニアの転職市場を調査してみた



では、ITエンジニアを取り巻く転職市場は一体どうなってるんでしょうか?ITエンジニアの転職市場も求人数や求職者数によって少なからず需給のバランスが変動してますが、ITエンジニアにおけるそれらの転職市場を徹底分析してみました。

ITエンジニアの転職求人倍率はどのくらい?

というわけで、ITエンジニアの転職市場を見ていきたいんですが、dodaが2019年7月に発表した、過去5年間における『職種別の転職求人倍率』を確認していきましょう。

転職求人倍率とは?


転職における有効求人倍率のことで、転職エージェントに登録している求職者に対して何件の求人数があるかを表している。

◆計算式◆
転職求人倍率=求人数÷転職希望者

グラフをご覧の通り、他の職種に対して、ITエンジニアが該当する『技術系(IT・通信)』が全体的にズバ抜けた転職求人倍率となっています。


グラフをざっと見てもらったらわかると思うんですが、全体的に求人倍率が低下している傾向なのにも関わらず、IT・通信の技術系は過去5年間でむしろ倍率が上がってますからね。


なので、エンジニアは他の職種と比較しても特に高倍率であることを念願に置いておきましょう。

エンジニアの転職求人倍率を月毎に比較

では次に、dodaで公表されてる技術系(IT・通信系)の月別の求人倍率を、2014年〜2018年の過去5年間で比較してみましょう。(※各年で比較的倍率が高い月は赤色、比較的倍率が低い月は緑色で表しています。)
2014 2015 2016 2017 2018
3月 7.01 9.11 8.08 9.50 9.57
2月 6.24 8.32 7.13 9.15 8.97
1月 6.29 7.78 7.50 9.22 9.52
12月 7.49 8.87 9.29 10.61 10.65
11月 6.57 7.50 8.20 9.24 9.76
10月 5.97 7.28 7.64 7.74 8.54
9月 6.06 7.67 8.68 8.01 9.83
8月 6.11 7.79 8.09 7.73 9.71
7月 5.14 6.36 7.24 6.88 8.06
6月 5.05 6.29 7.62 6.88 8.95
5月 6.41 7.00 9.46 7.62 9.15
4月 5.66 7.61 9.47 7.82 9.21

※数値はdodaの情報を基に作成(2019年7月18日時点)

各年で求人倍率のブレは多少ありますが、これを見れば、毎年安定的に求人倍率が高い月と低い月の両方が見えてきたんじゃないでしょうか?


上記の図の通り、毎年高い求人倍率を記録するのが12月、そして低い求人倍率となるのが6月・7月辺りになってることがわかります。


なお、この数値を折れ線グラフで表すと以下の通りです。



ご覧の通り、ITエンジニアにおける求人倍率は年を追うごとに年々増加しており、2018年は倍率が9を超える水準の月がちらほらあります。このペースだと、今後もどんどんとIT系の求人数、求職者数はともに急増していくでしょうね。

ITエンジニアが転職するタイミングは何月がおすすめ?




ほんで、結局いつエンジニア転職するのがおすすめなん?

エンジニアの転職に絶好なタイミングというのは一概には言えず、求人数が豊富な繁忙期を狙うか、競合の少ない閑散期を狙うかによって変わります。


ですが、転職市場の需給のバランスを考慮した上で考えられる、エンジニアの最適な転職の時期は『12月』と『7月』辺りなんじゃないかと思います。

12月は求人倍率が比較的高くなるのでチャンス

エンジニアが転職するタイミングとして、めちゃくちゃ狙い時なのが12月です。

12月は求人倍率が比較的高い傾向にある

先ほど2014年から2018年までの過去5年間に渡る転職求人倍率を見てきましたが、ITエンジニアは毎年12月に最も転職求人倍率が高い水準に達します。



上記のグラフのように、2015年以降は毎年12月になると求人倍率が8倍を超える水準に達しており、2017年以降はいずれも倍率10倍超えです。


求人倍率が10倍とはどういうことなのかを簡単に表すとこうです。



つまり、10社の企業がエンジニアであるあなたを是非雇いたいと言ってるようなもんなんですよね。

12月はみんな転職したくないからこそチャンスがある

そもそも12月ってみんなだいたい忙しいし、なんとなく転職ってムードじゃなくないですか。忘年会シーズンだし、クリスマスもあるし、年末だから節目の時期にバタバタと職場も変えたくないだろうしね。それに、12月から転職するって何だか心理的にもあまりキリが良くありません。


だけど、みんながあまり選ばない『12月』こそがかなりの狙い目なんです。


一方で、求人を出す企業側も年末だし鬼忙しくなる時期だと思うので、あえて12月にめちゃくちゃ求人を出してるわけでもないと思うんですよね。ただ、それらのバランスをデータで見ると、求人倍率が最も高水準に落ち着くのが12月になるわけです。


なので、12月は求人数に対して求職者が比較的少なくなるんですよね。だからこそ、あえてライバルの少ない12月を狙うのがチャンスとなります。本当は転職したいのに時期的要因を考慮して先延ばしにしてる人も絶対いるはず。


なので、そのタイミングを狙えばあなたにもめちゃくちゃ良い案件に巡り会えるかもしれません。12月は求人数の割にみんな忙しくてエージェントに登録しない傾向にあるので、かなり穴場なんじゃないかと思います。


だからこそ、倍率の高い12月頃に本格的に転職活動を始めることを想定して、10月〜11月ごろから転職エージェントに登録しておくのも良いでしょう。

6月や7月もITエンジニアにとって転職のチャンスの時期

そして、6月〜7月のタイミングも割とITエンジニアが転職するチャンスの時期なんじゃないかと思います。


冒頭で紹介した年度別の転職求人倍率を見ると、5年間連続で毎年6月と7月が低水準の倍率に落ち着いてるんですよね。



これって一見、倍率が下がって転職のハードルが上がっているようにも見えるんですが、7月こそお宝案件に巡り会えるチャンスが大きいと僕は思ってるんです。


というのも、各企業は恐らく年度初めの4月頃から大量に人材を採用するので、ちょうど落ち着いてくるタイミングが7月頃なんだと思うんですよ。春に入社した新卒も7月まで耐え切ったら中々辞めないだろうし、転職や独立志望者も比較的少ない時期だと言えるでしょう。


なので正確には、求人数が少ないから求職者が減っているわけじゃなくて、『求職者が少ないから求人数も減少してる』という見方の方が正しいと思うんですよね。ということは、ライバルの少ない6月や7月頃も結構狙い目となるわけです。


むしろ、求人者数が比較的少なく7月に転職できたらお宝案件みつかりそうな感じもするので、『いかにライバルの少ない市場で戦っていくか』を考えるなら、割と6月〜7月も転職に適してるんじゃないかと思います。

4月や5月の転職は比較的難しい?

一方で、4月や5月のタイミングは比較的転職が難しい傾向にあります。特に4月は企業にとっても就職者にとっても年度が変わる節目の時期なので、求職者数は増え、求人数は減っていく傾向にあります。


やっぱり4月は年度も変わって心理的にも心機一転するので、新たに転職をしたがる求職者が増えるんですよね。一方で、求人を出す企業側は新卒採用なども重なるので4月や5月の求人数は低くなりがちです。


なので、求職者からしたら4月〜5月はライバルが多くて求人が少ないから、あまりバランスが良くはないなと。よっぽどのことが無い限り、どうしてもその辺りの時期の求人倍率は結構低くなっちゃうんですよね。

そもそもITエンジニアは全体的に人手不足に陥っている



これはかなり本質的なことなんですが、そもそもITエンジニアって全体的に人手不足だと言われてて、どの企業も優秀なエンジニアやプログラマーを喉から手が出るほど欲してます。


なので結局、どの月で転職や独立をしても、そう変わらないんですよね。身も蓋もないですけど。


たまに、

エンジニアなんかもう既に飽和状態やで。

とか言ってる人もいたりするんですけど、エンジニアのようなIT人材は飽和状態どころか、今後も益々人手不足が深刻化していきます。


※経済産業省の「IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果」より引用

経済産業省によって2016年に出されたレポートでも、2030年までにIT人材の不足規模は約59万人程度まで拡大するという推計結果が算出されてます。


そりゃああなたが超優秀なエンジニアだったら、転職の時期とか関係なくいつでも即採用されると思いますよ。それくらいITエンジニアの需要は高まっているので、エンジニアに転職するなら今は結構チャンスだと思います。

まとめ:ITエンジニアへの転職は思い立ったら時期に関係なく即しよう

というわけで、エンジニアは転職するタイミングによって多少の倍率が違いがあったりもするんですが、結論、あなたが転職したいと思った瞬間に即行動に移すのが最適解です。


だって、いつ転職しようかなんて考えてる間にどんどん機会損失が膨らんじゃうじゃないですか。


最も大事なのは転職に適したタイミングではなく、あなた自身のタイミングです。たまたま転職にベストな時期が近ければそれに合わしていくのも良いけど、やっぱり転職したいと思った時に転職するのが一番ベストです。

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