40代以降フリーランスエンジニアが考えておくべきキャリアプランについて

こちらの動画で全部話してるので、文章読むのがめんどくさい方は移動中なんかに動画をラジオ的に耳で聞いてもらえればいいと思います▼

どうも、フリーランスエンジニアのりゅうけんです。

フリーランスエンジニアって他の職種と比べて割と稼げる方だとは思いますが、ぶっちゃけ40代以降にも同じ仕事ができてるかって考えると不安じゃないですか?

これはエンジニアに限った話しではありませんが、一生フリーランスとして活躍していくのも結構キツいと思うんですよね。

そこで今回は、『フリーランスエンジニアが40代になるまでに考えておかないといけないこと』についてお話ししようと思います。

人生設計的なところも含め、結構長期的な視点でフリーランスエンジニアのキャリア論についてお伝えしていくので、

  • 40代や50代になってもエンジニアとして生計を立てていきたい
  • 40代以降フリーランスエンジニアが取るべき生存戦略について知りたい

という方は、是非参考にしていただければと思います。

フリーランスエンジニアは20代〜30代の内になっておけば圧倒的に稼げる

フリーランスエンジニアというのは『稼げる職業』の一つなので、エンジニアの方であれば必ず一回はなっておいた方が良いんですよ。特に、20代〜30代前半の方はフリーランスになった方が圧倒的に稼げます。

だけど例外もあって、相当いい会社に勤めながら年収1,000万円〜1,500万円くらいを稼ぐような超一流エンジニアだったら、わざわざフリーランスになる必要もそこまでありません。

フリーランスにならない方が良いエンジニアについては以下の記事で解説しています▼

一方、年収も500万円〜600万円くらいの普通のエンジニアなら、若い内に一回フリーランスエンジニアになっておけば、年収1,000万円以上も余裕だし絶対になっておくべきだと思うんですよね。

それに、フリーランスになった方が節税もしやすくなりますから、可処分所得もサラリーマン時代と比べて確実に増えるわけですよ。

しかも、フリーランスエンジニアとして現場で学んだことは、将来自分が40〜50代になって正社員に戻ろうと思った時にも使えるスキルになります。なので、フリーランスエンジニアとして業界で揉まれる経験をするのは、長期的なキャリア設計を考えるとすごく合理的なのかなって思うんですよね。

40歳以降もフリーランスエンジニアを続けるのは厳しい

フリーランスエンジニアになること自体はかなり合理的な選択だと思うんですが、40代や50代になっても一生フリーランスとして活躍していくのはやっぱりキツイと思うんですよね。

なぜそう考えるのかというと、理由は以下の2つです。

  1. フリーランスエンジニアの年収の価値は40代以降薄れていく
  2. フリーランスエンジニアは40代以降仕事が減っていく

フリーランスエンジニアの年収の価値は40代以降薄れていく

フリーランスエンジニアがいくら稼げるとはいえ、40代以降になると周りの人達の収入も上がっていくので、その年収の価値は相対的に薄れていきます。

仮に40代のフリーランスエンジニアで『私は年収1000万円です』って言ってもね、40代だったら周りにも1,000万円プレイヤーがちらほら出てくるじゃないですか。

ぼく、20代で1,000万円稼いでます!

っていうのと、

私は40代で1,000万円稼いでいます。

って言うのとでは、全然価値が違いますからね。

転職求人サイトのdodaによると、20代における年収1,000万円以上の割合は全体のわずか0.2%、対して40代は年収700万円を超える稼ぎの人の割合が全体の約20%、そして年収1,000万円を超える割合も全体の5%を占めていると言われてます。

※参照:doda

だから、エンジニアの凄みはだんだん相対的に薄れていくんですよね。

フリーランスエンジニアは40代以降仕事が減っていく

それに、フリーランスエンジニアは40代以降になると急激に仕事が減ってくるんですよ。

エンジニア業界は本当に20代の若者が優秀で、現場でリーダーやってる人もほとんど若い人が中心です。なので、どうせ新しく人材を採用するなら、リーダーよりも若い人の方が扱いやすくて良いじゃないですか。若い人の方がコントロールもしやすいし、発想力や吸収力も高いですからね。

そうやって、エンジニア業界で若い人が積極的に優遇されるようになれば、40代の中年エンジニアはどんどん転職しにくくなっていくでしょう。

フリーランスは実力さえあればどんな現場でも長く使ってもらえたりもしますが、法的に雇用が保証されているわけではありません。なので、フリーランスエンジニアとして現場に勤めている以上、あなたが40代であっても現場から突然切られるリスクは当然のようにあります。

そうなった時に、仕事が無くて路頭に迷うことも結構あるわけですよ。そういったリスクを考えた上で、40〜50代のエンジニアは次の現場をどうするか常に考えておかなければなりません。

40代のフリーランスエンジニアにおける生存戦略

じゃあ、実際に40代〜50代の中年フリーランスエンジニアは、その後どうやって戦っていけば良いのでしょうか?

40代以降のフリーランスエンジニアは大体以下の2パターンに分かれるんですが、これをもとに、40代以降のフリーランスエンジニアの取るべき生存戦略について考えていきます。

  1. 今までの経験を活かして正社員に戻る
  2. 自分が発注する側に回る

1.今までの経験を活かして正社員に戻る

一つ目が、『正社員に戻る』というパターンです。例えば、フリーランスエンジニアとして培ってきた経験を活かして、どこかの会社に正社員のベテランエンジニアとして潜り込むとかね。

このパターンだと、多分年収は少し下がると思うんですが、できる人なら600〜700万円くらいは取れると思います。

正社員に戻っても時給労働を繰り返しているだけに変わりない

正社員に戻るという道も、一応雇用を保証されるのでアリだとは思うんですが、ただフリーランスから正社員に戻ったところで、本質的には時給労働を繰り返してるだけに変わりはありません。

収入こそ安定するかもしれませんが、そのままエンジニアとして80代のおじいちゃんになってもやり続けられるかと言われると、ちょっと微妙じゃないですか。

今って「老人は運転免許を返納しろ!」みたいな風潮もあるし、それと同じで、あなたが将来高齢者になった時に「老人は早くエンジニアなんて辞めろ」みたいなことが言われてるかもしれないですしね。

優秀な若者がすぐに40代のあなたを追い抜いていく

それに、あなたが40代以降もエンジニアとして稼ぎ続けようと思うなら、どんどんと出てくる優秀な若者にひたすら勝ち続けないといけません。

現場で下流工程のエンジニアをやってるうちは、優秀な若い世代に追い抜かれないよう努力していかないといけないんですが、ぶっちゃけそれって結構厳しくないですか。やっぱり、40代以降の中年エンジニアが現場で若者を同じ仕事をしていくのはかなり厳しいんですよ。

2.自分が発注する側に回る

2つ目が、下請けで働くのを辞めて自分が発注する側に回というパターンです。将来、自分が現場でいつまで働けるか分からなくて不安だと思うならば、自分が発注する側に回って、下流工程から上流工程へと駆け上がっていかなければなりません。

その場合、自分で受託開発できる環境を整え、営業で仕事を取りつつ開発して納品するってことをやっていくしかないんですよね。それか、エンジニアを辞めて別の世界にいくとかね。

インターネットで情報発信するのも一つの道だと思うんですが、エンジニア以外にも色々仕事を分散して複数の収入源を得ておけば人生の安定に繋がります。

だけど、大体エンジニアやってる人はエンジニアしかできないので、自分が年を取ってしまったのであれば、自分が上流工程に回って『人にお金を稼いでもらう』必要があるんですよね。

40代のフリーランスエンジニアが考えるべき人生設計

というわけで、40代以降のフリーランスエンジニアはなるべく上流工程に身を置いていった方が良いのですが、上流に行く為には『マネジメント能力』が求められます。

『マネジメント能力に自信が無いから下流工程でエンジニアをやっていく』という方は、なるべく若いうちにフリーランスエンジニアとして年収1000万円くらい稼げるようになって、そこから20〜30年かけて毎月鬼の積立をしていくしかないと思いますよ。その場合、老後不自由なく暮らせるくらいの資金を若いうちに用意しておく他ないでしょう。

法人格を活用したり、iDeCoやNISAを使って積立していく

なお、フリーランスエンジニアとして年収が1,000万円以上あるなら、個人事業主ではなく会社にした方が良いかもしれません。会社を設立して自分に役員報酬を支払う形にすれば『厚生年金』にも入れるので、老後に月15〜20万円程を年金で受け取り可能です。

それ以外にも、フリーランスエンジニアだったら『iDeCo』とか『NISA』を使って毎月15万円くらい積み立てられるじゃないですか。例えば、月単価80万円ほどの案件を取ったら、その内の15万円は積立するとかね。そういったプランを組むのもアリだと思います。

小さな積立はせず大きく事業投資をしていくという手も

しかし、これはあくまで下流工程でしかエンジニアの仕事ができないって人の話しであって、もっと色んな仕事に多角化したり、自分がマネジメントしたりする側に行きたいって考える方は違います。

そういう人は、ちまちまと小さな積立なんかせずに、どんどんと事業投資をしていって、よりたくさん稼げる状態になって、後で一気に月100万円とか積み立てた方が良いかなと思います。

僕も割と後者の発想で、若い頃は貯金なんて全くせずに、自分がもっと稼げるようになるための事業投資を重ねてきました。その結果、今では当時の何倍ものお金を稼げるようになり、現在『40歳までに1億円の資産を蓄財すること』を目標にコツコツやってます。

この記事を読んでいるあなたも、もし今フリーランスエンジニアとして活躍されてるなら、『いつまでにどれくらい貯めておけば人生が安泰なのか』ってことを考えて、逆算しながら今のキャリアを進んでいけば良いんじゃないかなと思います。

まとめ:フリーランスエンジニアは40代以降のキャリアも考えておこう

結論、フリーランスエンジニアは40代になると仕事が中々見つからなくなってくるし、どんどんと若い世代に優秀な人達がやってくるのでとにかく大変です。特に下流工程として現場で働き続けるのであれば、めちゃくちゃ優秀な若者にも張り合って勝ち続けないといけないので、ぶっちゃけかなりハードだと思います。

なので、下流工程でキャリアを考えている方は、若い内にしっかりと稼いで貯金しておくなり積立投資なりをしておきましょう。

また、上流工程を目指して発注する側に立ちたいというのであれば、今の内にマネジメント能力を高めておき、事業投資も積極的に行っていけば良いんじゃないかと思います。

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