
フリーランスエンジニアって楽しいの?実際のところどうなの?
と気になっている人は多いと思います。
周りでフリーランスに転身したエンジニアがいたり、ネットで「フリーランス最高!」みたいな話を見かける一方で、「末路」とか「後悔」なんてワードも目に入る。結局どっちやねんと。

収入は4倍弱、労働時間は3分の2に減り、上司も社内政治も消えた。ただし、誰でも無条件に楽しめるかというと、そんな甘い話でもありません。
今回は5年半の経験をもとに、「フリーランスエンジニアは本当に楽しいのか?」に本音で答えます。
僕が現役フリーランスエンジニアとしてバリバリ働いてたころに動画でもぶっちゃけ話をしました↓
これからフリーランスエンジニアになろうか迷っている方にとって、少しでも判断材料になればと思います。

やまもとりゅうけん(@ryukke)
WEB/ITコンサルサービスを提供するワンダフルワイフ株式会社代表取締役。
新卒で東証一部上場企業にプログラマーとして就職したのち、27歳でフリーランスエンジニアとして独立し、サイバーエージェント大阪支店等に勤務。
現在は日本最大規模の複業コミュニティ「人生逃げ切りサロン」を開設し、3年間で参加者5,500名超まで拡大させる。
目次
フリーランスエンジニアが楽しいと感じる理由

フリーランスエンジニアが楽しいと感じる最大の理由は、収入・時間・人間関係のストレスが同時に改善されるからです。
会社員時代には得られなかった自由と報酬が、独立した瞬間から手に入る。僕自身、5年半のフリーランス生活で「楽しい」と感じた理由は以下の6つです。
僕の実体験から本音を語っていきます。
1. 収入が圧倒的に増えた
手取り20万円ちょっとの派遣社員だった僕が、27歳でフリーランスになった初月から月収60万円になりました。
しかも控えめに交渉してこの金額。結局、金です。人生観変わりますよね。
独立後はじめてエージェントから振り込まれた金額を、嫁にドヤ顔で見せたのは今でも覚えています。嫁は半信半疑だったけど、通帳を見てようやく信じてくれました。

なお、僕はレバテックフリーランスにて月単価60万円の案件と獲得しました。詳しくはこちら▼
また、フリーランスエンジニアになると収入が倍増する理由についてはこちらでも解説しています▼
2. 時間に余裕ができた
フリーランスになってからの月間稼働は140〜150時間程度で、会社員時代より月2〜3日休みが増えた感覚です。 常駐型の案件でもこの差が出ます。
たった2〜3日と思うかもしれないけど、平日の空いてるときにディズニーに行けたり、昼間にジムで空いたマシンを使い放題だったりと、体感の自由度は大きく変わります。
会社員時代は有給申請して上司に許可をもらう儀式が必要でした。

3. 人間関係のストレスが消えた
フリーランスエンジニアには上司がいないため、職場の人間関係ストレスが激減します。 サラリーマン時代の人間関係の悩みって、ほぼほぼ上司が原因なんですよね。
部下でストレス発散しようとするクソ上司ってどの会社にもいますが、彼らと巡り合ってしまったら運の尽きです。これはサラリーマンとしては避けて通れないリスクになっています。
ところが、フリーランスエンジニアの場合、会社と対等な立場なので、上司がそもそも存在しないんですよ。誰も僕達に偉そうに言える権利を持っていないのです。

「合わなければ離れられる」という選択肢を持てるだけで、精神的な身軽さが全然違う。 この安心感もフリーランスを楽しめる理由の一つです。
4. 契約外の仕事を断れる
業務委託契約のフリーランスは、契約内容に明記された業務以外はむしろやってはいけない立場です。
だから僕はフリーランスになってから社内電話に一度も出たことがない。
正社員だと「別の案件にもジョインして」とか「新人の教育よろしく」みたいな藪から棒なお願いが飛んでくる。フリーランスなら普通に断れます。

「やらなくていいことをやらなくていい」という環境が契約で保証されている。 正社員より守られてるとすら感じます。
5. 営業や交渉を全部エージェントに任せられる
エージェント活用型のフリーランスなら、営業・契約交渉・書類作成をすべて代行してもらえます。
僕も一時期は個人で営業や契約の交渉をやっていたけど、面倒くさいことしかありませんでした。その作業が何かの価値を生んでいるわけではないので、やりがいもないし、正直やってられません。
エージェントを使えばエンジニアはスキルシートを書くだけで、あとはエージェントの優秀な営業マンが代わりに動いてくれるから仕事が見つかります。

技術のことだけ考えていればお金が入ってくる環境は、エンジニアとしてかなり楽しい状態。
「営業が苦手だからフリーランスは無理」と思っている人は、エージェント活用型を知らないだけです。
6. 技術だけに集中できてスキルが伸びた
フリーランスは即戦力が前提なので、期待に応えるべく自然と技術力が伸びます。 「フリーランスはスキルに偏りが出る」なんて意見もあるけど、サラリーマンエンジニアの方がよほど偏る。
大手SIerだと会社独自のモジュールを覚えることが優先されるし、正社員はMBOや社内調整にもリソースを割かなければいけません。他所で全く役に立たないことはないけど。

フリーランスなら純粋に技術だけに集中できます。
僕は派遣社員時代より確実に技術力が上がったと自負しています。 新しい技術に触れ続けられるこの環境は、エンジニアとして純粋に楽しいです。
楽しいだけじゃない!フリーランスで後悔したことと実態

フリーランスエンジニアが楽しいのは事実ですが、社会的信用の低下・事務負担の増加・現場の人間関係・契約の不安定さという4つのデメリットは避けて通れません。

楽しい面だけでなく、リアルな裏側も知った上で判断してほしいので、包み隠さず書きます。
1. お金が借りにくくなった
フリーランスになると社会的信用が下がり、賃貸の入居審査やローンが通りにくくなります。 サラリーマンの数倍稼いでいても、日本のシステム上フリーランスは「収入が不安定な人」扱い。

僕がフリーランスなりたての頃は、嫁がまだOLをやっていたから彼女の信用力で渋谷区のマンションに住めていました。自分一人の信用力だけだったら、たぶん審査は通っていなかったでしょう。
フリーランスがお金を借りにくくなる対策として、以下の3つは覚えておいてください。
- 独立前にクレジットカードを作っておく
- 確定申告であえて節税しすぎず所得をしっかり残して信用力を確保しておく
- 住宅ローンを考えている人は、会社員のうちに組んでおく
サラリーマンの数倍稼いでも、サラリーマンより信用されないというのはおかしな話なんですが、日本のシステムがそうなっている以上、受け入れるしかありません。
2. 確定申告が面倒くさい
会社員時代は年末調整で済んでいた税務処理を、フリーランスはすべて自分でやる必要があります。

ただし、freeeやマネーフォワードなどのクラウド会計ソフトを使えば、銀行口座やクレジットカードとの自動連携で仕訳の大半を自動化できる。以前よりは格段に楽になっています。
それでも仕訳の確認や経費の管理は毎月発生し、完全に手放せるわけではありません。
最近は嫁にPCをプレゼントして、帳簿全般をやってもらうようにしました。
事務作業が極端に苦手な人は、最初から税理士への外注を前提にしておくのが現実的です。
3. 業務委託の立場を理解していない社員がいる
フリーランスは依頼元企業と対等な立場のはずですが、現場のプロパー社員に「部下」扱いされるケースがゼロではありません。
先ほど述べた通り、フリーランスエンジニアは依頼元企業と対等な立場であるため「上司」が存在しません。
ところが時々、僕達を部下か何かと勘違いしているプロパーがいて、彼らと遭遇した時は運が悪かったと思うしかないんですよね。
契約範囲外の雑務を振られたり、社員と同じマネジメントラインに組み込まれたりします。
フリーランスは様々な現場を渡り歩く分、こうした認識のズレを持つ社員と遭遇する確率も上がるんですよね。

我慢して居座るメリットはありません。「逃げる勇気」はフリーランスにとって必須スキルです。
合わない現場にしがみつくより、次の環境を探す方がキャリアにもメンタルにもプラスになります。
4. 依頼元企業の突然の方針転換がある
依頼元企業の経営判断で「業務委託を使わない方針に転換する」と突然通告されるリスクは、フリーランスの構造的な弱点です。
自分のパフォーマンスに問題がなくても、ある日いきなり「はい!来月から契約終了ー!」なんて言われる可能性もなくはないということです。

2024年11月施行の「フリーランス・事業者間取引適正化等法」により、発注者には取引条件の書面明示が義務化されました。
とはいえ、契約期間が満了すれば更新しない判断は発注者の自由。
エンジニア不足のこのご時世ですから、それでも次の案件は見つかるでしょう。しかし方針転換リスクそのものがなくなったわけではないので、常に「次がある」状態を自分で作っておく意識が必要です。
独立前にビビっていたけど現実は大丈夫だったこと

「フリーランスエンジニアが楽しいのはわかるけど、独立前の不安で踏み出せない」という人が多いのも事実です。
ただ、僕自身が恐れていたことの大半は意外と大丈夫なことばかりでした。

同じ不安で足踏みしている人は、ぜひ読んでみてください。
1. Git公開してなくても仕事はある
GitHubにリポジトリを公開していなくても、フリーランスエンジニアの案件獲得には支障ありません。

エージェント経由の案件獲得で最も重視されるのは、スキルシートの内容と面談での受け答えです。GitHubのリポジトリはあればプラスになるけど、なくても仕事は獲得できます。
ポートフォリオは余裕ができてから整備すれば十分。 「Git公開してないから無理」と独立を先延ばしにしている人がいたら、それは心配しすぎです。
ただ、エージェント非活用型のエンジニアであれば、信用力を確保するために持っておいた方がよいとは思います。
2. 人脈がなくてもエージェントで十分回る
IT業界の人脈がゼロの状態からでも、フリーランスエンジニアとして仕事を継続できます。

僕が独立した当時、業界の知り合いはほとんどいませんでした。それでもエージェントに登録してスキルシートを出したら、すぐに複数の案件を紹介してもらえたんです。
それでもまあ、横の繋がりを持ってると、いざという時に仕事を紹介してもらえることも事実なので、そのような「保険」が必要と思う方は、エンジニアの交流イベントに参加しておくといいですね。
僕も東京に住んでた頃は、よくdots.で勉強会&交流会を探して参加してました。レバテックフリーランスがやってる、ヒカラボなんかはお酒とつまみが無料で出るので、よくあやかってました。
3. スーパーエンジニアじゃなくてもフリーランスはできる
フリーランスエンジニアに求められるのは「即戦力」であって「天才」ではありません。
僕も、「お前程度のスキルじゃさすがに通用しないよ?」とか、「最低でも30代後半くらいの熟練エンジニアじゃないと仕事ないよ?」みたいなことよく言われました。

僕自身、独立前は東証一部上場企業の派遣社員で手取り20万円ちょっとの「普通のエンジニア」でした。当時の実務経験は約4年。
それでもフリーランスになった初月から月収60万円の案件を獲得できました。
文系出身でエンジニア歴3年だった僕でも何とかやってこれたので、大体の人はやれると思いますよ。
これは謙遜でも何でもなく、僕は特に地頭が良いわけではありません。ロジカルシンキングも得意ではないです。ただ、やってみれば何とかなるんですよ。
少なくとも、今のフリーランスは「スーパーエンジニアにしか許されない狭き門」なんかではありません。そんな時代もあったのかもしれないけど。
「もっとスキルを上げてから」と先延ばしにする人は多いけど、完璧な技術力を求められる現場はむしろ少数。
フリーランスのハードルは、思っているほど高くないです。
4. 保証がない不安は正社員と対して差がない
「フリーランスは保証がない」という不安は根強いですが、正社員の雇用安定性も以前ほど盤石ではありません。 リストラや会社の業績悪化による人員整理は、どの企業でも起こりうる。
「フリーランスになると保障がなくなるよ。」とやたらと忠告してくるおっさんいますよね。僕の周りにもたくさんいました。

そもそも企業の寿命自体が僕らの生涯労働年数より圧倒的に短いわけで、企業に人生を保障してもらおうなんていう発想が不自然なんですよ。
僕が派遣社員の頃にお世話になっていた某大手派遣会社の営業マンは「うちは退職金はもらえない」って言ってたし、そこらのITベンチャーなんて光の速さで倒産するし、東芝やシャープクラスの大企業でも突然の業績悪化でリストラもしくはボーナスカットなんて平気であるじゃないですか。

ちなみに、僕に忠告してきたそのおっさん達って実は一度も独立したことない人ばかりでした。想像でもの言ってるだけ。彼らの言うことを無視して本当に良かったと心から思っています。
もちろん、厚生年金や雇用保険など社会保障面では正社員に分があります。この差はゼロではありません。
ただし2024年11月からはフリーランスも労災保険に特別加入できるようになり、セーフティネットは着実に整備されつつあります。
最近ならMidworksのような収入保証があるフリーランス向けのエージェントもあるので、そこを使えば独立しても収入の保障は得られます。
一つの会社に依存するリスクと、自分で案件を選び分散できるフリーランスのリスク。どちらが「不安定」かは一概に言えません。
保証がないことを過度に恐れて動けないなら、正社員のリスクも冷静に見直してみてほしいです。
フリーランスを楽しめる人・楽しめない人の決定的な違い

フリーランスエンジニアを楽しめるかどうかは、技術力の高さではなく「自分で決めて自分で動けるか」で決まります。
5年半フリーランスエンジニアをやってみて、楽しんでいる人と途中で撤退する人にはパターンがありました。
自分がどちらに近いか、考えながら読んでみてください。
1. 楽しんでいる人の共通点
フリーランスを楽しんでいるエンジニアに共通するのは、「自由=自己責任」をポジティブに受け入れる姿勢です。
案件選び、スキルの方向性、生活リズム、すべてを自分でコントロールすることを楽しめるかどうかが分かれ目になります。
具体的には、以下のような特徴を持つ人が多いです。
- 案件や技術の方向性を「自分で選びたい」という意志がある
- 収入が増減しても「自分で何とかする」と考えられる
- 一人で作業する時間が長くても苦にならない
- 健康管理や確定申告など、仕事以外のセルフマネジメントを自力で回せる

フリーランスの自由は、自分で判断し続けることとセットです。
2. 途中でフリーランスを辞めていった人のパターン
フリーランスを辞めて会社員に戻る人に多いのは、楽しめる人と正反対の特徴を持つタイプです。自由よりも安定した環境や所属感を求めている場合、フリーランスの働き方はストレスになりやすいです。

- 案件や技術の方向性を自分で決めることにプレッシャーを感じる
- 収入の波に対して「誰かに守ってほしい」と感じてしまう
- 一人の作業時間が長くなると孤独感が大きなストレスになる
- 確定申告や契約管理などのセルフマネジメントが想像以上に負担になる
フリーランスを辞めること自体は失敗ではなく、合理的な判断です。
ただ独立前に「自分は自由と自己責任を楽しめるタイプか」を正直にセルフチェックしておけば、後悔しなくて済みますよね。
フリーランスエンジニアの働き方を整理

フリーランスエンジニアが楽しいと感じるかどうかは、自分に合った働き方を選べているかにも大きく左右されます。
働き方は「エージェントを使うかどうか」と「常駐するかどうか」の2軸で4パターンに分かれます。
自分がどの型で始めるべきか、判断材料にしてください。
1. エージェント活用型と非活用型の違い
エージェント活用型は、案件紹介・営業・契約交渉をエージェントに任せる代わりに報酬の一部を手数料として支払う働き方です。

フリーランスエンジニア向けに案件を紹介する仲介業者のことをエージェントと呼びます。リクナビとかのことを「転職エージェント」って呼びますよね。アレと同じ。
一方、「中抜きされたくないわい!全部自分でやるわい!」というのが「エージェント非活用型」のエンジニアです。エージェント非活用型は仲介手数料がかからない分、営業・契約・請求を全部自分で回す必要があります。
前職のつながりやクラウドソーシングで案件を獲得するパターンが多いですね。
| エージェント活用型 | エージェント非活用型 | |
|---|---|---|
| 収益性 | 手数料分やや低い | 中抜きなしで高い |
| 安定性 | エージェントが案件を継続紹介 | 自力で営業し続ける必要あり |
| 営業負担 | ほぼゼロ | すべて自分 |
手数料を払ってでも安定と手軽さを取るか、全部自分でやって収益を最大化するかの選択です。
初心者にはまずエージェント活用型を強くおすすめします。
2. 常駐型と非常駐型の違い
常駐型は依頼元企業のオフィスに出社して働くスタイル、非常駐型は自宅やカフェ、個人オフィスなどからリモートで作業するスタイルです。 コロナ禍以降、リモート対応の案件はかなり増加しました。
複数の調査データを総合すると、フリーランスエンジニア案件の半数以上がリモートワーク(フルリモートまたはハイブリッド)に対応しています。
| 常駐型 | 非常駐型(リモート) | |
|---|---|---|
| 自由度 | 出社が必要で低い | 場所・時間の自由度が高い |
| 案件数 | 出社回帰の流れもあり一定数存在 | 主流になりつつある |
| 信頼構築 | 対面でやりやすい | 実力を早期に証明する必要あり |
リモート案件の増加により、地方在住でも東京の案件にリモートで参画できるケースは確実に増えています。
ただし報酬の地域差や、フルリモート対応の有無は職種・技術領域によって差があるため、エージェントで事前に確認するのが確実です。
3. 初めてのフリーランスにおすすめの働き方
初めてフリーランスエンジニアになるなら、「エージェント活用型」で始めるのがおすすめです。 どれだけコネがあっても、まずは仕事が途切れるリスクを最小化した方が精神衛生的にいい。
常駐か非常駐かは案件次第で選べばよいけど、リモート案件が増えた今でも最初の1〜2件は常駐型やハイブリッド型をおすすめします。
理由は単純で、発注側からすると「まだ一緒に仕事をしたことがない人」にいきなりフルリモートを任せるのはリスクが高いから。

まず登録しておくべき優秀なエージェントはこちらで紹介しているので、参考にしてみてください。ギークスジョブ
、レバテックフリーランスは鉄板中の鉄板です。
フリーランスエンジニアは楽しいのかに関するよくある質問

フリーランスエンジニアは楽しいのかを判断するうえで、収入面と将来性の不安は避けて通れないと思います。
ここではフリーランスエンジニアは楽しいのかに関するよくある質問に答えていきます。
順に回答していきますね。
1. フリーランスで月20万稼いだ場合、手取りはいくら?
月の売上が20万円(年収240万円)のフリーランスの場合、手取りは月15〜16万円程度が目安です。
売上から国民健康保険料・国民年金保険料・所得税・住民税を自分で支払う必要があるため、約7〜8割が手取りの目安となります。
会社員の「月収20万円」との大きな違いは、社会保険料の全額自己負担があることです。会社員なら会社が半分負担してくれるところを、フリーランスはすべて自腹で払うことになります。
ただし経費の計上額や青色申告特別控除(最大65万円)の有無で手取り額は変動します。
正確な金額はfreeeやマネーフォワードの税金シミュレーション機能で試算するのが確実です。
2. フリーランスエンジニアの10年生存率は?
「フリーランスの10年生存率は約10%」はという数字がよく使われますが、これは個人事業主全体の統計です。 飲食店や小売業など廃業率の高い業種も含まれており、フリーランスエンジニアに限定したデータではありません。
ITエンジニアはスキルがあれば案件を継続的に獲得しやすく、「廃業」ではなく「会社員に戻った」というケースも多いです。
業種特性を考慮すると、エンジニアの実質的な生存率はこの数字より高い可能性がありますが、限定的なデータがないため断言はできません。
確実に言えるのは、10年間スキルを更新し続ける努力が不可欠だということ。 技術トレンドの変化に対応できなくなれば、案件獲得の難易度は一気に上がります。
3. フリーランスエンジニアの将来性は?
ITフリーランス市場は拡大を続けており、2025年の市場規模は約1兆1,849億円と推計されています。10年前の約1.6倍の成長で、活用中の企業の約6割が「今後も拡大する」と回答しています。
制度面でも、2024年11月にフリーランス保護新法が施行され、取引条件の明示義務や禁止行為が法的に整備されました。働く環境は年々改善されています。
ただしAIや自動化の進展により、単純な作業型案件は減少傾向にあります。
今後はAIを活用できるエンジニアや上流工程に関われるエンジニアの需要がより高まるため、スキルの方向性を意識しておきましょう。
4. フリーランスで手取り30万円稼ぐには年収いくら必要?
フリーランスが毎月の手取りで30万円(年間360万円)を確保するには、年収ベースで470〜500万円程度、月の売上にして約40万円前後が必要です。
これは青色申告(65万円控除)を前提とした目安で、経費率や扶養の有無によって変動します。
フリーランスエンジニアのエージェント経由の案件であれば、月単価40万円は十分に現実的な水準です。僕自身、独立初月の月単価が60万円だったので、経験を積んだエンジニアにとってはハードルが高い金額ではありません。
ただし、重要なのは「売上=手取り」ではないという認識を持つこと。 会社員時代の感覚で月収30万円と比較すると判断を誤るため、手取りベースで生活設計をしておくのが鉄則です。
まとめ:フリーランスエンジニアの実態は楽しい
フリーランスエンジニアは楽しいのか?5年半やってきた僕の結論は、総じて「エンジニアであればフリーランスになった方が楽しい」です。
サラリーマン時代と比べて収入は段違いだし、自由度も高いです。
もちろんデメリットもあります。お金は借りにくくなるし、確定申告はダルいし、依頼元の方針転換で突然契約が終わることもあるので楽しいだけの世界ではありません。
それに加えて、フリーランスは常に技術のキャッチアップが求められます。この業界は若手がすごく優秀だから、年をとるほど競争は厳しくなります。
ただ、フリーランスなら誰の目も気にせず副業ができます。
僕みたいな「超優秀でもないそこそこ系エンジニア」は、副業で別の収入源を持っておくとエンジニアとしての市場価値が下がったときの保険になるんですよね。

今はスモールビジネスのプラットフォームが充実してます。フリーランスエンジニアに挑戦するついでにマイビジネスにも挑戦してみてもらえればと思います。
「自分で決めて、自分で動ける」ことにワクワクできるタイプなら、フリーランスエンジニアは間違いなく楽しい選択肢です。
大事なのは、ネットの「楽しい」「やめとけ」に振り回されず、自分の適性と照らし合わせて判断すること。この記事がその判断材料の一つになっていれば嬉しいです。





