フリーランスエンジニアの実態を全て暴露します【5年間独立を経験した僕が解説】

どうも、フリーランスエンジニア歴5年半のやまもとりゅうけん(@ryukke)です!

 
振り返ると、サラリーマン時代よりはフリーランスの方が圧倒的に満足度が高いです。エンジニアとしての収入は4倍弱になったし、労働時間も3分の2くらいになったので。

しかし、フリーランスならではの苦しみもそれなりにあったし、多少の後悔もゼロと言ったら嘘になります。メリットは非常に大きいけど、デメリットもなくはないよということです。

今回は、20代中盤からフリーランスの酸いも甘いも経験してきた僕が、フリーランスエンジニアの実態について全て暴露しようと思います。

 

僕が現役フリーランスエンジニアとしてバリバリ働いてたころに動画でもぶっちゃけ話をしました↓

 

この記事でわかること
  • フリーランスエンジニアの働き方
  • フリーランスになって良かったことや後悔したこと
  • 独立前に僕が恐れていたこと

これからフリーランスエンジニアになろうか迷っている方にとって少しでも参考になればと。

 

【プロフィール】
やまもとりゅうけん(@ryukke)
WEB/ITコンサルサービスを提供するワンダフルワイフ株式会社代表取締役。
新卒で東証一部上場企業にプログラマーとして就職したのち、27歳でフリーランスエンジニアとして独立し、サイバーエージェント大阪支店等に勤務。
現在は日本最大規模の複業コミュニティ「人生逃げ切りサロン」を開設し、3年間で参加者5,500名超まで拡大させる。

目次

フリーランスエンジニアにおける働き方の実態を徹底分析

まず、一口にフリーランスエンジニアといっても、実は様々な働き方があるんですよね。
大きく分けてこちらの4種類があると思ってます。

 

フリーランスの働き方の種類
  1. 「エージェント活用型」で「常駐型」
  2. 「エージェント活用型」で「非常駐型」
  3. 「エージェント非活用型」で「常駐型」
  4. 「エージェント非活用型」で「非常駐型」

エージェント活用型とエージェント非活用型

フリーランスエンジニア向けに案件を紹介する仲介業者のことをエージェントと呼びます。リクナビとかのことを「転職エージェント」って呼びますよね。アレと同じ。

特定のエージェントに営業活動や契約関連の業務を任せる代わりに、毎月依頼元から受け取る報酬の数%を手数料として支払うのが、「エージェント活用型」のエンジニア。僕は基本的にこれです。

一方、「中抜きされたくないわい!全部自分でやるわい!」というのが「エージェント非活用型」のエンジニアです。彼らは以前所属していた企業から縁故で案件を切り出してもらったり、クラウドソーシングサービスなどを活用して仕事を獲得しています。

常駐型と非常駐型

依頼元企業のオフィスに常駐して、サラリーマンと横並びで業務をこなすのが「常駐型」です。

一方、自宅またはカフェや個人オフィスで作業をする、いわゆる「リモートワーカー」をまとめて「非常駐型」と呼びます。

「エージェント活用型」のエンジニアのほとんどは「常駐型」です。逆に「エージェント非活用型」のエンジニアは大体「非常駐型」となります。もちろん例外もあって、僕は基本的にエージェント活用型ですが、非常駐型の案件もよくやってます。

各働き方のメリットやデメリット

各働き方のメリットやデメリットを分析すると以下の図のようになります。
収益性 安定性 自由度
「エージェント活用型」で「常駐型」
「エージェント活用型」で「非常駐型」
「エージェント非活用型」で「常駐型」 ×
「エージェント非活用型」で「非常駐型」 ×

1.「エージェント活用型」で「常駐型」

「エージェント活用型」で「常駐型」は、中抜きされる分報酬が低く、企業に常駐するので時間的自由度も低いです。

一方で、エージェントが仕事を見つけてきてくれるため仕事の継続性、安定性は非常に高い傾向にあります。

2.「エージェント活用型」で「非常駐型」

「エージェント活用型」で「非常駐型」は、中抜きされる分報酬が低いですが、非常駐なので時間的自由度が高いです。

ただし案件数自体が少ないため、常に非常駐型の案件に巡り会えるわけではありません。

 

3.「エージェント非活用型」で「常駐型」

「エージェント非活用型」で「常駐型」は、中抜きされない分報酬は高くなりますが、企業に常駐するので時間的自由度は低いです。

また、自分で営業活動を行わないといけないため、仕事が途切れる可能性が高くなります。

 

4.「エージェント非活用型」で「非常駐型」

「エージェント非活用型」で「非常駐型」は、中抜きされない分報酬は高くなり、常駐なので時間的自由度も高いです。

一方自分で営業活動を行わないといけないため、仕事が途切れる可能性も高くなってしまいます。

個人的には、はじめてフリーランスエンジニアになるなら、どれだけコネを持っていようが、まずは『「エージェント活用型」で「常駐型」』で独立することをオススメします。

やはり「仕事が途切れるリスク」を最小化しておいた方が、精神衛生的にも良いんですよ。エージェントを使わずに仕事をとったりするのは、慣れてきてからですね。

まず登録しておくべき優秀なエージェントはこちらで紹介しているので、参考にしてみてください。ギークスジョブレバテックフリーランスは鉄板中の鉄板です。

 

フリーランスエンジニアとして独立するなら関東圏がおすすめ

現状名古屋や大阪、福岡以外の地方でフリーランスエンジニアとして活動するのは不利です。
特に常駐型案件だとその傾向は顕著。
その理由を説明していきますね。

関東圏と地方とじゃ案件の絶対数が全然違う

まず、関東圏と地方とでは案件の絶対数が全然違います。新進気鋭のIT企業は東京に一極集中していて、そもそも地方に仕事が回ってこない状態になりがちです。

僕は大阪でフリーランスエンジニアをやっていましたが、東京で活動していた頃と比べると、エージェントが仕事を見つけてくるスピードは断然遅いですからね。

まあ、大阪レベルの市場規模なら十分継続的に案件を渡り歩くことは可能ですが、まさに「田舎」と呼ばれるレベルの地方だと、なかなか仕事は見つからないと思います。

報酬の基準が全然違う

報酬額の基準も、東京と地方では日本とポルトガルくらい違います。大阪でも、東京の基準と比較すると10万円くらい低いですからね。

 

東京で月70万円の案件なら、大阪だと月55万〜60万円くらいになるというのが業界の暗黙の了解。東京は物価が高いといえど、報酬はそれ以上に高いのです。人材不足が半端ないから。

なので、若くて未婚でフットワークに自信のあるエンジニアだったら、まずは東京に移住してフリーランスエンジニアになってみるのも悪くないと思います。渋谷周辺のアプリ開発系エンジニアなら、年収1000万円以上はザラですし、東京で独身でそれだけお金あったら人生楽しいでしょうねw

ちなみに、主に東京の案件を扱っているエージェント企業「レバテックフリーランス」によると、レバテックフリーランスに登録しているエンジニアの平均年収は862万円とのことです。

やっぱ東京はええなあ。

東京と地方とじゃ仕事の質も違う

東京のITベンチャーなんかは新しい技術をどんどん取り入れて行く傾向にありますが、地方ではレガシーな技術でシステム開発している現場も多くあります。

 

そのため、新しい技術に積極的に身につけていきたいエンジニアは地方だと満足できない可能性があります。

僕はインフラエンジニアですが、東京ではいわゆる最先端のクラウドインフラサービス、つまり「Amazon Web Service(AWS)」や「Google Cloud Platform(GCP)」のようなサービスの導入を目的とした、既存のデータセンターのサーバからのリプレース案件が沢山ありました。

僕はフリーランスなりたての頃からこのような技術に触れる機会が多く、大阪に移住しても十分やっていけるだろうという自負があったんですが、いざ大阪に来てみると、大阪ではまだクラウドインフラが浸透しておらず、技術の使い所がありませんでした...。あと、結構subversion使われてて、gitの使い方みんな知らないっていう。

「東京に本社がある企業の地方支店」が依頼元だったりする場合は、現場の技術に対する感度が高いから学べることも多いと思いますが、ガチの地方に根付いた会社だと、使われている技術が古すぎて仕事がつまらない可能性があります。

自分の成長に期待するのであれば、まずは東京が良いと思います。

リモートワークもそこまで浸透しきっていない

リモートワーク主体のエンジニアも以前よりは大分増えましたが、増えたとはいえまだまだ少数派です。SIerなんかは未だにほとんどが「リモートダメ絶対」ですからね。情報漏洩がうんぬんかんぬんで。

そのため、「地方にいながら東京の案件をこなす」というモデルで食っていくのはあまり現実的ではありません。

また、リモートワークを許可している企業も、「最初の数週間は現場で本人の仕事の出来を見てから許可する」という条件を課しているところがほとんどなので、結局は現場に通える範囲に住んでる人でないとリモートワークは厳しいんですよね。

ど田舎でリモート勤務してるエンジニアももちろんいますが、彼らは「元いた現場にワガママを通した上でやってる」ケースが多く、その分、既に現場からの信頼を勝ち取ってる人なんですよね。

地方在住のまま、一度も都心の現場で働くことなく地方で仕事をするというパターンはほぼないと言っていいでしょう。

これらの理由から、僕はエンジニアの独立は関東圏、せめて、名古屋、大阪、福岡あたりでやった方がいいんじゃないかと思ってます。

フリーランスエンジニア独立して良かったこと

ここから、フリーランスエンジニア歴5年半の僕が、「独立して良かった!」と思った6つのことをまとめていきます!

 

独立して良かったこと
  1. 収入が圧倒的に増えたこと
  2. 時間に余裕ができたこと
  3. 責任が軽減されたこと
  4. 上司がいなくなったこと
  5. 交渉は全部他人任せにできること
  6. スキルが身についたこと

1.収入が圧倒的に増えたこと

これが一番良かったことですね。結局、金です。手取り20万円ちょっとの派遣社員エンジニアだった僕が27歳でフリーランスになっていきなり、月収60万円になりましたからね。

しかも月収60万円っていっても、最初だから控えめに交渉してそれですよ。それは人生観変わりますよね。

当時、嫁も最初は半信半疑でした。僕がそれだけ稼げるポテンシャルを持ってるはずがないと思っていたんでしょう。独立後、はじめてエージェントから振り込まれた金額をドヤ顔で嫁に見せてはじめて信じてくれましたね。

なお、僕はレバテックフリーランスにて月単価60万円の案件と獲得しました。詳しくはこちら▼

また、フリーランスエンジニアになると収入が倍増する理由についてはこちらでも解説しています▼

 

2.時間に余裕ができたこと

僕は最初、仕事の継続性や安定性を重視してエージェント経由で常駐型の案件に参画しました。なので、時間的余裕はサラリーマンの頃とさほど変わらないかなと思っていたのですが、それでも結構余裕ができました。

フリーランスになってからは、清算幅の下限を切らないように月に140〜150時間程度働いていました。派遣社員の頃も残業はほとんどしてませんでしたが、フルタイムで160時間くらいは働いてたので、月に2,3日休みが増えた感覚です。

2,3日休みが増えると、事前に仕事を調整できていれば、平日の混んでいない時にディズニーとかいけます。

3.責任が軽減されたこと

常駐型のフリーランスエンジニアは、依頼元企業では「業務委託の派遣労働者」という扱われ方をするので、プロパー社員ほどの権限は付与されません。なので、良い意味で責任感に縛られることなく働けるんですよね。

というのも、一般的なフリーランスエンジニアは、契約内容で明記されたこと以外はむしろやっちゃいけないんですよ。なので僕の場合、社内電話にだってフリーランスになってから一度も出たことありません。

正社員だと「今やってる案件と並行して別の案件にもジョインしてくれない?」とか、「別の部署から新人きたから教育してくれない?」みたいな藪から棒なお願いにも対応しなければなりませんが、フリーランス(業務委託契約)の場合、普通に断れます。というか、即決してはいけません。

僕は突然契約外の依頼を出された場合、「エージェント経由でお願いします。」と言ってます。後から正式にエージェント経由で追加の依頼を出された場合、請けるかどうかを判断した後、別途報酬の交渉に入る流れになります。

これって、ある意味正社員より守られてると思いません?

4.上司がいなくなったこと

正社員だとどうしても、郷に入ったら郷に従えじゃないですけど、社内の人たちとうまく付き合っていく必要があるじゃないですか。特に上司の言うことは絶対なわけです。

サラリーマンの職場における人間関係の悩みって、ほぼほぼ上司が原因です。部下でストレス発散しようとするクソ上司ってどの会社にもいますが、彼らと巡り合ってしまったら運の尽きです。これはサラリーマンとしては避けて通れないリスクになっています。

ところが、フリーランスエンジニアの場合、会社と対等な立場なので、上司がそもそも存在しないんですよ。つまり、誰も僕達に偉そうに言える権利を持っていないのです。これで仕事が予想以上に楽になりました。

5.交渉は全部他人任せにできること

営業や契約の交渉も、僕もフリーランスになってから一時期個人でやってたんですが、アポ取り、会社訪問、契約書類の作成など、それは面倒くさいことしかないわけです。

その作業が何かの価値を生んでいるわけではないので、やりがいもないし、正直やってられません。

しかしエージェントを活用すれば、このような退屈な作業を全て他人に任せることができます。いやー、便利な時代になった。

エージェントを活用すれば、僕たちエンジニアはスキルシートを書くだけで仕事が見つかります。エージェントの優秀な営業マンが代わりに動いてくれるから。そして、現場に入ってからもずっと契約について面倒見てくれるんですよ。

僕は今は名刺すら持ってません。むしろ、Facebookが名刺代わりでいい気がしてます。

6.スキルが身についたこと

「フリーランスは得意な技術案件ばかりをやりがちでスキルに偏りが出てしまう」なんて言う人もいますが、これには僕は全くの反対意見です。サラリーマンエンジニアやってる方がもっとスキルは偏ります。

特に大手SIerのサラリーマンエンジニアはヒドイです。会社独自のモジュールが使いこなせるようになってなんぼのもんなんでしょう。まあ、他所で全く役に立たないことはないけど。

また、正社員だと技術以外のことも頑張らないといけないので、限られたリソースを無駄使いする羽目になります。MBOで上司からの印象を良くするために残業するとか、そんなんやってる暇あったら、Liunxのコマンドの一つでも覚えたらいいんじゃないでしょうか。

フリーランスで、さらにエージェント活用型だと、純粋に技術のことだけ考えてられるので腕は上がると思います。特にフリーランスエンジニアは即戦力であることが前提な分、期待に応えるべく自ずと努力もします。

僕は派遣社員やってた頃よりは随分技術力が身についたという自負はありますね。

フリーランスエンジニアになって後悔したことやその実態

独立してから後悔というほどの後悔は正直ないんですが、フリーランスになって良かったことばかりでもなかったので、その実態をまとめてみました。

 

独立して後悔したこと
  1. お金が借りにくくなった
  2. 確定申告が面倒くさい
  3. 業務委託の立ち位置を理解してないプロパーが時々いる
  4. 依頼元企業の突然の方針転換がある

1.お金が借りにくくなった

これは巷でもよく言われていることですが、フリーランスになるとお金を借りにくくなります。フリーランスの社会的地位は驚くほど低いのです。

まあ、お金を借りるシーンなんてそんなにないんですが、不便を感じるのは家を借りる時ですね。なんせ審査が通らない。僕がフリーランス成り立ての頃は、嫁がまだOLやってたので、彼女の信用力で渋谷区のマンションに住めてましたが、嫁も自営業になった今だと多分無理です。

引越しのためにあえて節税せずに税金をガッツリ払って信用力を確保しておく個人事業主もいるくらい、フリーランスの住居問題は深刻です。僕はマイホームは要らない派ですが、住宅ローンも通りにくくなると聞きますし。

サラリーマンの数倍稼いでも、サラリーマンより信用されないというのはおかしな話なんですが、日本のシステムがそうなっている以上、受け入れるしかありません。

あと、クレジットカードを持っていない人は独立前に作っておくことをオススメします。

2.確定申告が面倒くさい

確定申告はやはり面倒くさいんですよね。ただ、クラウド会計ソフトを利用すれば作業を簡略化できます。僕は、freeeというアプリを使って確定申告していました。

しかし、簡略化できるといっても、仕訳は一つ一つ確認しておかないといけないので、コストはまあまあかかります。最近は嫁にPCをプレゼントして、帳簿全般をやってもらうようにしました。

3.業務委託の立ち位置を理解していないプロパーが時々いること

先ほど述べた通り、フリーランスエンジニアは依頼元企業と対等な立場であるため「上司」が存在しません。ところが時々、僕達を部下か何かと勘違いしているプロパーがいて、彼らと遭遇した時は運が悪かったと思うしかないんですよね。

僕はある現場で一緒に仕事をすることになったプロパーがあまりに高圧的だったため、3日で契約を打ち切りました。詳細はこちら▼

 

フリーランスエンジニアになると、どれだけ居心地の良い現場でもそこに3年も4年も居座れることはほとんどなく、必然的に様々な現場を渡り歩くことになります。

その分、変なプロパーとも出会う確率が上がってしまうのが少し厄介ですね。遭遇してしまった際は、すぐに撤退して次の案件を探しましょう。フリーランスエンジニアには「逃げる勇気」も必要です。

4.依頼元企業の突然の方針転換があること

これは実際あった話なんですが、突然依頼元の親会社が「業務委託を採用しない方針に転換する」なんてことが起こります。プロパーだけでチームを固めたいのでしょう。

そうなると、「はい!来月から契約終了ー!」なんて言われる可能性もなくはないということです。

あと、「案件がどん詰まりになって白紙に戻る」ということもあります。その際は、働いた分の報酬はきちんと頂きますが、依頼されていた仕事がなくなるので、当然契約終了になります。

エンジニア不足のこのご時世ですから、それでも次の案件は見つかるでしょう。だけど、このような、「後ろからバットで頭を殴られる系」のお達しはできる限りこないで欲しいと願うところですね。

僕がフリーランスエンジニアになる前にビビっていたこと

フリーランスエンジニアになる前、フリーランスエンジニアについてのネガティブな情報が掲載されているサイトを閲覧して、必要以上にビビらされていたけど、実際独立してみたら大した問題じゃなかったことについて述べます。

しっかり考えてから独立すれば良いと思いますが、ビビって慎重になりすぎるのも良くないですよという話です。

1.Gitでリポジトリ公開してなかったら仕事ない説

まずこれ。Gitで開発したものを晒してないやつは仕事貰えない説。まあ、半分正しいけど半分間違ってます。

もちろん、ポートフォリオがあることで技術に対する姿勢はアピールできるので、採用の後押しにはなるとは思います。だけど、なくても仕事は獲得できますよ。エージェントの営業マンは優秀ですからね。僕も公開リポジトリ持ってないですし。

ただ、エージェント非活用型のエンジニアであれば、信用力を確保するために持っておいた方がよいとは思います。

2.人脈がないと仕事ない説

これにもビビらされました。人脈がない状態でフリーランスになるのはリスクが高いのでやめておいた方が良いという論調。

まあこれは、エージェント非活用型のエンジニアの場合の話ですね。彼らは自力で仕事を獲得していくしかないので人脈は必要でしょう。ところが、僕のようなエージェントに頼ってるエンジニアには人脈なんてほぼほぼ必要ないです。だって、僕、名刺も持ってないんですよ。

それでもまあ、横の繋がりを持ってると、いざという時に仕事を紹介してもらえることも事実なので、そのような「保険」が必要と思う方は、エンジニアの交流イベントに参加しておくといいですね。

僕も東京に住んでた頃は、よくdots.で勉強会&交流会を探して参加してました。レバテックフリーランスがやってる、ヒカラボなんかはお酒とつまみが無料で出るので、よくあやかってました。

3.スーパーエンジニアしかフリーランス無理説

さらに、「スーパーエンジニアじゃないとフリーランスでやってけない説」ありますよね。

僕も、「お前程度のスキルじゃさすがに通用しないよ?」とか、「最低でも30代後半くらいの熟練エンジニアじゃないと仕事ないよ?」みたいなことよく言われました。

まあ、文系出身でエンジニア歴3年だった僕でも何とかやってこれたので、大体の人はやれると思いますよ。これは謙遜でも何でもなく、僕は特に地頭が良いわけではありません。ロジカルシンキングも得意ではないです。ただ、やってみれば何とかなるんですよ。

少なくとも、今のフリーランスは「スーパーエンジニアにしか許されない狭き門」なんかではありません。そんな時代もあったのかもしれないけど。

スキルを身につけてから独立するんじゃなくて、とりあえず独立してからスキルを身につけた方が良いんじゃないかと思います。何だかんだで仕事ありますから。

4.保障がないこと

あと、「フリーランスになると保障がなくなるよ。」とやたらと忠告してくるおっさんいますよね。僕の周りにも沢山いました。

さすがに会うおっさん全員に言われると怖くなってくるんですが、独立してみると、そもそも正社員も大して保障されていないことに気がつきました。

だって今、企業の寿命自体が僕らの生涯労働年数より圧倒的に短いわけで、企業に人生を保障してもらおうなんていう発想が不自然なんですよ。

僕が派遣社員の頃にお世話になっていた某大手派遣会社の営業マンは「うちは退職金はもらえない」って言ってたし、そこらのITベンチャーなんて光の速さで倒産するし、東芝やシャープクラスの大企業でも突然の業績悪化でリストラもしくはボーナスカットなんて平気であるじゃないですか。

もう正社員でもフリーランスでも抱えているリスクに大して差はないというのが実感です。

ちなみに、僕に忠告してきたそのおっさん達って実は一度も独立したことない人ばかりでした。想像でもの言ってるだけ。彼らの言うことを無視して本当に良かったと心から思っています。

しかも、最近ならMidworksのような収入保証があるフリーランス向けのエージェントもあるので、そこを使えば独立しても収入の保障は得られます。詳しくはこちら▼

 

さいごに:フリーランスエンジニアの実態はそんなに悪くない

フリーランスエンジニアはサラリーマンエンジニアと比べると収入も段違いだし、自由度も高く魅力が大きいです。また、エージェントを活用すると、都市圏であれば仕事の安定性、継続性も確保できます。

お金借りにくくなるというリスクはありますが、総じて僕は「エンジニアであればフリーランスになった方が良い」と思っています。

あとは、フリーランスになれば、誰の目も気にせずやりたい放題副業ができるので、何かしら他に自分のビジネスを持つといいですね。

この業界、若手がすごく優秀なんですよ。彼らは小さい頃からITに触れて育ってきてますからね。僕達は年をとればとるほど、彼らとの勝負に巻き込まれていきます。「使えないベテラン」にならないよう、常に新しい技術にキャッチアップしていかないといけないというのは、いくら好きでやっていても辛い部分がある。

僕みたいな、「超優秀でもないそこそこ系エンジニア」は、副業で他に収入源を確保できていれば、エンジニアとして市場価値がなくなってしまった時の「保険」にもなるんですよ。僕はブログでそこそこ稼げるようになったおかげで、将来への不安が3分の1くらいになりました。

今はスモールビジネスのプラットフォームが充実してます。フリーランスエンジニアに挑戦するついでにマイビジネスにも挑戦してみてもらえればと思います。

 

いますぐフリーランスエンジニアになろう

● フリーランスエンジニアってかなりの技術力が必要じゃないの?
● フリーランスエンジニアって営業力が必要なんじゃないの?
● フリーランスエンジニアって不安定なんじゃないの

これらは全部誤解です。2~3年の現場経験があれば十分通用するし、年収800万円以上の高報酬でかつ、自由な働き方をチョイスできるのがフリーランスエンジニアという働き方。ここではエンジニアをサポートする最強の5社をまとめてみたので、ぜひ現役エンジニアの方はご一読ください。

詳細はこちらから

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