不労所得を否定するサラリーマンに言いたい。お前らもっと働けよ。

時々、「不労所得なんてけしからん」と言わんばかりの病的な労働讃美家がソーシャルに現れます。働かざるもの食うべからずっていうやつですか。まあ、それはわかるんだけど、多少なりとも不労所得がある身からすると、こっちはお前らの何倍も働いてきたんだぞと言いたい。

あのね、働かないと不労所得なんて得られませんから。彼らは、不労所得って空から落ちてくるものとでも思ってるんですかね。そこらへんのサラリーマンがぼーっと仕事やって飲んで家に帰ってテレビみて寝るだけの生活してる間に、こっちは定時後も睡眠時間削ってビジネスに打ち込んで資産を積み重ねてきたから不労所得持ってるんですよ。

むしろ、たった1つの収入源に満足して、「努力してる風」を装ってるやつの方が食うべからずだから。彼ら、勤めてる会社の業績が悪くなっただけでボーナス減って生活が苦しくなったりするんでしょ。そりゃあ、自業自得だよ。うん。

大して働いてもいない人間が、不労所得のために一生懸命働いてる人間に「働くことの素晴らしさ」を説いているという不思議な構図。これをさ、ぶち壊したいよね。笑

危機管理のために努力をするっておかしいこと?

楽をしたいとか、誰にも縛られずに生きたいとか、そんな理想を語る以前に、まず、収入源が一本しかないということがたまらなく不安であってしかるべきです。

何事でも、ビジネスマンなら有事に備えて対策打ちますよね。営業だったら目標を下回らないために予備のプロスペクトをキープしておくだろうし、エンジニアだったら障害発生時のために予備のサーバを用意しておくでしょう。

不労所得を得ることは現在の収入源が断たれた際のリスクマネジメントの一環です。不労所得はセーフティネットなんです。もし明日突然仕事がなくなっても、どん底に落ちる前にこの安全網が自分をキャッチしてくれます。その網を編むための努力を否定する材料ってどこにあるの。

もし、収入源が一本しかないことに何の不安も持たず、妄信的にお勤めしていれば報われるなんて勘違いしているのなら、それは超お花畑。in お花畑。

不労所得を否定する前に自分の本心に気づけ

不労所得を否定する人間は、口先では「労働は素晴らしいものだ」と主張するのだけど、「働かずに楽をするのはけしからん」とか言ってる時点で、彼らの本心は、労働は素晴らしいものと思っていません。

寝坊して会社に遅刻してくる人間に腹を立てるのは、自分が寝坊したいからなんですよ。本当は、自分が寝坊してゆっくり出社したいのに、それをあっさりやっちゃってる相手への嫉妬です。そこに「チームに迷惑がかかる」だの「社会人として責任感がどうのこうの」だのと後から正当な理由付けをして相手を責めるんです。

それと同じで、働かずに自由に生きる人をみた時に、「けしからん!」となるのは、めちゃくちゃ自分が自由になりたいと思ってるし、会社を辞めたいと思ってる。誰よりも強く。

その自己矛盾に直面し、どことなく自分のアイデンティティの崩壊を感じるから、自由な生き方というものに過敏に反応するんですよ。「人間とは労働する生き物だ」なんて格言も彼らの口から飛び出してくるけど、そもそも不労所得を獲得しようなんて殊勝なやつは不労所得を獲得しても労働やめないから。だって、彼らは労働を楽しんでるもん。「不労所得を得ること」=「労働をやめること」なんて短絡的な思考、どうやったらできるんだろ。よっぽど、労働が嫌いでやめたいんだろうな。かわいそうに。

まあ、もし彼らが「不労所得を得たい」という自分の本心に気付いたところで、「本業のパフォーマンスが落ちる」とかなんとかいって努力しない言い訳探すんでしょうけどね。そのように手の施しようがない人もいます。

労働を能動的に楽しめない人間に「働くことの素晴らしさ」はわからない

雇われるって楽なんですよ。目標って与えられるのが一番楽だから。

やりたいことがみつからないっていう人は多い。でもそれは、やりたいことが見つかるまで自分の人生と真剣に向き合ってこなかっただけです。自分がやりたいことを見つけようと思うと、現実の自分を見つめ直さないといけないのですが、そこで同時に自分の「不可能性」を強く実感してしまうので、苦しくて、すぐ逃げ出そうとしてしまいます。

しかし、彼らは会社から目標を与えられて、人生を有意義に過ごすための「努力できる理由」を得ています。これは、「自分の未来について考えることを捨てる権利」を与えてもらっているということです。だから、会社を辞めるとそれを失ってしまいそうで不安になる。

ところが、人は自分の意思で自分の未来のために選んだものしか能動的に楽しめません。仕事が楽しいだとかやりがいがあるなんて言ってるくせに、日曜日の夕方になったら憂鬱になるのはおかしい。そんな人間に「働くことの素晴らしさ」なんてわからない。僕はITのことを考えてる時も、ブログ書いてる時も楽しいです。楽しいから、時間を忘れていくらでもやっていたい。なぜならそれは自分の意思で選択した、「本当にやりたいこと」だから。

僕がそんな想いでやってる「労働」はサラリーマンからすると、「労働」には見えないのかもしれませんね。

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