【大阪/名古屋/福岡/札幌】地方在住者がエンジニアになるための最短ルート

どうも地方在住フリーランスエンジニアのりゅうけんです。

僕は文系新卒エンジニアとして東京で就職したのち、27歳でフリーランスに転身し、2年ほど働いてから出身地である大阪にUターンしました。

東京と大阪で働いてみてわかったのは、やはり地方ではエンジニア就職のハードルが上がるということでした。

まず、日本のIT業界は仕事がおもっきり東京に集中してるんですね。東京の案件数が10とすると、大阪、名古屋、福岡、札幌などの主要地方都市圏で、せいぜい2か3くらいです。また、今をときめく高収入の代名詞「Web系の案件」も俄然東京に集中しています。

というわけで、僕も地方でエンジニアになりたいという人には、「上京しよう!」とか言ってたりするんですが、色々と事情があって上京できない人もいますよね。

今回はそんな、「エンジニアになりたいけど上京は微妙!」という方向けに、地方都市圏で最も効率的にエンジニアになる方法についてまとめてみました。

さいしょに:地方エンジニアの仕事の特徴

地方エンジニアの仕事は東京のそれとはかなり異なります。

東京だと今急速に増えているのはWeb系の案件です。あまりに需要が大きいのでエンジニアの報酬も超高単価化しています。フリーランスのWebプログラマーなら月収100万円以上とかよくある話。後、ゲームエンジニアなんかもスゴイですね。

一方、大阪/名古屋/福岡/札幌などの地方ではWeb系の案件はぐっと数が減ります。あるとしたら、東京に本社がある企業の地方支店が出してる案件ぐらい。地方は大体、メーカー系の案件が多くなります。

メーカー系は、例えば名古屋で言えば、トヨタ系列の企業が出してる案件など。業務で利用するアプリケーションの開発が多いですね。主に使用される言語はJavaが多いです。よって勉強するならJava。

地方では割と古くからある企業の案件が多いので、スーツ着用必須だったり、ハンコ文化的なお堅い側面も東京と比べると随分多いと思います。ちなみに僕は大阪にUターンしてから久しぶりにスーツを買いました。

また、地方は給与水準も正社員、派遣社員ともに若干低いです。ただ、これは地方の物価の安さもあるので許容範囲内かと思います。

以上の特徴を踏まえた上で、地方エンジニアを目指しましょう。

ステップ1:Progateでベースとなる知識を身につけよう

既にプログラミングが即戦力レベルでできるという人は、すぐに転職エージェントに登録して仕事の紹介を受けるべきですが、そうでない方はまず技術のベースを身につけることが先決です。

オンライン無料学習サイト「Progate」は鉄板。HTML,CSSからはじまり、Ruby,Java,PythonからCommandLineまで、様々な言語を学べます。挫折しないようにいい感じの難易度で作られてるのがナイス。

地方での就業を目指すなら、地方に多いメーカー系の案件でよく使われるJava,SQLあたりを集中的にやりましょう。サーバ/ネットワーク系の案件まで広げるならCommandLineもやっとくとなおよし。ちなみに地方でWeb系のRubyやPHPを極めても現状あまり仕事がないので注意。

ちなみに本買って勉強とかしなくていいですからね!Progateで実際にコードを書きながら学習した方がずっと効率的です。

ステップ2:早速転職エージェントに登録しよう

Progateと同時並行で転職エージェントにも登録しましょう。プログラミングスクールに通ってそこの就職サポートを受けるのも悪くないんですが、地方は関東圏と違って、まだスクールのコネクションが通用しにくいです。よって、転職エージェントを普通に利用するのがベター。

地方在住者が選ぶべき転職エージェントは、地方に支店が多くあり、案件数も多く営業力の高いレバテックキャリアワークポートは押さえておきましょう。こちらまとめ▼

「どうせ1~2年働いたらさっさと辞めてフリーランスエンジニアになるわ」という方は派遣で十分というか、派遣の方が求められるコミットも少なく、給料もさほど変わらないのでおすすめです。「パーソルテクノロジースタッフ」、「ITスタッフィング」がベター。こちらまとめ▼

仕事を探してもらうコツは、「とにかくヘルプデスクだけは紹介するな」と言っておくことです。これを言っておかないと、ITエンジニアとして就職したかったのに、半分ハードウェアの管理業務中心の事務職にぶちこまれる可能性があります。

エンジニアとしてのスキルを磨いてステップアップするためのエンジニア転職です。ここだけはしっかり要望を伝えておきましょう。給料は未経験からだと最初は25万~30万円程度が良いところでしょう。それ以上は業界経験者でなければ厳しいと思います。

Progateだけではどうしても不安が残る」という方は、3ヶ月〜半年ほど就職が先延ばしになりますが、プログラミングスクールに通うのもありです。地方でも受講できて、Javaが学べる侍エンジニア塾が良いでしょう。

番外編:フリーランスエンジニアになるなら

地方にいながらにしてフリーランスエンジニアを目指すのであれば、地方にめっぽう強いとされるエージェント「レバテックフリーランス」、「PE-BANK」を押さえておきましょう。こちらまとめ▼

フリーランスエンジニアの世界でも、やはり東京と比べると地方は案件が少なく、単価も平均すると10万~15万円程度低く、求められる労働時間も多少長くなりがちです。

それでもまあフリーランスエンジニアであれば、月収55万以上はカタいし、月の労働時間も150〜160h程度には抑えられると思います。地方は物価や家賃も安いので、これだけ稼ぎがあれば十分豊かな生活はできるでしょう。

また、地方でも時々お宝案件は落ちてます。特に東京に本社がある会社の地方支店の案件は比較的高単価になりやすいです。

まとめ:地方でも自由な働き方を!

エンジニアが活躍するための最高のフィールドはやはり東京です。報酬単価など、労働条件の良さも東京が圧倒的に有利。これはおそらくずっと変わらないでしょう。

ただ、地方でもやはりエンジニアという職業を選択することは革命的なことだと思うんですよね。そもそも週3勤務とか在宅勤務なんかがこれほどまでに容易にできる職業が他にあるでしょうか。

子供がまだ小さいとか、親の介護をしなければならないなど、様々な事情で地元を離れられない人はいるはず。そんな人達だからこそ、フレキシブルに働けるエンジニアという仕事を選ぶメリットは大きいでしょう。

地方でもエンジニアには十分なれます。始めるのに遅すぎることはないので、今の働き方に対して不満を感じている方は一度エンジニアという働き方を考えてみてはどうでしょうか。

スキルアップに「派遣エンジニア」という選択を

「派遣エンジニア」と聞くと、人によっては悪いイメージを持つかもしれません。しかし、報酬と労働時間のバランスは非常に良く、実はワークスタイルへの満足度の高さは実証済み。会社から求められるコミットも少なく、スキルアップに集中できる環境が「派遣エンジニア」にはあります。

ここでは元派遣エンジニアの僕がエンジニア専門派遣最強の5社をピックアップしてみました。未経験または社会人1~2年目のエンジニアはぜひご一読ください。

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