エンジニアが教えるの下手くそな理由を論理的に解説してみた【教育の本質】

どうも、フリーランスエンジニアのりゅうけん(@ryukke)です。

ところでエンジニアって、人に教えるのが下手な人が本当に多いと思いません?技術力高くて現場でバリバリやってる人ほど何言ってるかわからなくなるアレ。

だけど彼らエンジニアの教え方がやたら下手なのには、それなりにちゃんとした理由があるんですよね。

そこで今回は「エンジニアという人種はなぜ教えるのが下手くそなのか」の理由を論理的に説明していこうと思います。

エンジニアは目線を下げて教えられない人が多い

なぜエンジニアは人に教えるのが下手なのかというと、彼らは目線を下げれないんですよね。

技術に人生捧げてるヤツほど人に教えるの下手くそ説

例えば、エンジニアとして現場に出ながら業務後は飯田橋や渋谷で開催される勉強会に通い、休日も趣味がてらアプリを開発してるみたいな、「技術に人生を捧げてるようなヤツ」ほど教えるのが下手っていうね。

彼らは確かに必死に勉強してきたんだろうけど、だからこそ他人に自分がしてきた努力を強要しちゃうクセがあって、

俺と同じくらいやらないと、俺と同じレベルには這い上がれないぞ

みたいなことを言いがちなんですよね。

ベテランエンジニアほど初心者に対してやたら偉そう

以前僕もこんなTweetをしました。

初心者が集って切磋琢磨し合うようなエンジニアの無料コミュニティってたくさんあるんですが、たまにベテランエンジニアがそこに紛れ込んできて、初心者に対してやたら偉そうに語り出すんよね。

例えば、初心者がベテランエンジニアに初歩的な質問をすれば、

ベテランエンジニア
それは自分でググりましょうね〜。
そんなこともググれない人は現場で通用しませんよ。

みたいなこと言っちゃうんすよ。確かにググりもせず何もかも手取り足取り教わろうとしてる人は現場で通用しないけど、言い方ってものがあるでしょ。自分の技術力や努力量に自負がある人って他人に対して攻撃的になっちゃうんですよ。

教育の本質は「その人のレベルに合った情報を提供すること」

これは教育の本質ですが、人に何かを教える時は、その人のレベルに合わせた情報を提供してあげないと相手が混乱しちゃうんですよ。

例えば、大学受験をしてる偏差値40くらいの高校生にいきなり東大の問題集を解かすのは無理でしょ。最初は簡単な基礎問題集をさせて、自信をつけてもらった後により難易度の高い学習内容や基準値を刷り込んでいかなきゃいけません。

なので、高い基準値に達してない人に対して厳しいことを言っても折れちゃうんですよ。このさじ加減はベテランエンジニアほど分かってなくて、自分のレベルが高いがゆえに偏差値40以下の人に対しても、

エンジニアとはこうあるべきだ。
こうやって勉強していかないと俺みたいには絶対なれないんだ!

とか言っちゃいます。だから教えるのが下手くそっていうね。

エンジニアの講師は「技術力がある人」よりも「優しく教えてくれる人」を選べ

プログラミングスクールの講師でも、情報学部の大学生エンジニアから教わるより現場経験のある現役エンジニアから教わる方が安心だと思うけど、それ以上に初心者に優しく寄り添えるかの方が大事なんですよ。

確かにメンターの技術力も重要だけど、自分の努力量を押し付けられたりするくらいなら、自分の目線まで下げて丁寧に教えてくれるような人を選んだ方が良いんですよね。

うちのエンジニア講師は高い技術力を持つ人を揃えてます!

プログラミングスクールでこんなアピールがされることってよくありますが、結局それ以上にその人のコミュ力の方が大事で、優しく接してくれるような人でなければなりません。

そもそもプログラミングスクールの学習期間なんて3〜6ヶ月程度だし、短期間で引き上げられるレベルなんてたかが知れてるわけですよ。

そんな短期間で偏差値70〜80を超えてGAFAのエンジニアになるのは多分無理だし、ハイレベルのエンジニアを講師に入れてもオーバースペックになる可能性だってあるので、やっぱり初心者に対して気持ちよく指導してくれるような人を基準に講師を選んだ方が良いと思います。

どの地点にいる人をどの地点に引き上げるかが重要

僕は「これからエンジニアになりたい」と思ってる偏差値30〜40くらいの初心者を偏差値50〜60レベルまで引き上げられるような内容を発信してますが、初心者層に向けて発信する情報って、ベテランエンジニアからするとぬるい情報だと思われがちなんですよね。

だから僕は「こいつはエンジニアではない」とよく言われるんだけど、そこは単純にどういうレイヤーを攻めてるかというマーケティングの話であって、ビジネスはどの地点にいる人をどの地点に引き上げるかでしかありません。

だからこそ「地点の定義」を繰り返し発信して初心者に分からせていくことが重要なんだけど、そこを分かってない人が多いんですよ。

僕は文系出身ですが、文系でも現場で経験を積めば理系との差も縮まってくるので、余裕で活躍できるフィールドはあるんですよね。だから文系でもどんどん挑戦しようぜって話をしてるんですが、それはあくまで偏差値50〜60くらいまでの層の話です。

単にエンジニアとして生活費を稼ぐレベルなら文系も理系も関係ないけど、偏差値70〜80以上の人となるとやっぱり文系と理系で結構差がつきますからね。

上位層のエンジニアはアカデミックな内容を突き詰めてきたような理系出身者ばかりですが、そんな人達からすると「文系と理系の差がないとは何を抜かしとるんだ」って思われるんですよね。

僕は上位レイヤーの話じゃなく、あくまでエンジニアとして飯を食っていきたいくらいの温度感の人たちに向けて発信してるので、彼らとは常識が違うわけです。

なのでとにかく「どの地点にいる人をどの地点に引き上げるか」をいかに明確にしてやるかが重要となってきます。

まとめ:エンジニアは目線を下げられないから教えるのが下手になる

というわけでエンジニアは教えるのが下手な人が非常に多いんですが、彼らは自分がやってきた努力量を過信し過ぎてて、かつ自分の基準値を初心者に押し付けようとするからダメなんですよね。

エンジニアという職種自体は割とメジャーになってきてるし、高収入だから合コンでも人気みたいだけど、まだまだエンジニアの人間性ってそんなに良い印象じゃないんですよ。

エンジニアって聞かれてもないような難解かつマニアックな言葉を並べ立ててガンガン喋っちゃうような非モテっぽい要素がたくさんあるじゃないですか。

そうやって無意識のうちに偉そうにしちゃうんだけど、エンジニアは常に自分を俯瞰で見ておかなければなりません。

だからこそ、色んなスキルを分散して持ってエンジニア依存度を減らしていくことが、大きな心の余裕に繋がるんじゃないかと思ってます。

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