フリーランスエンジニアはただの高時給バイトと言われるけど、そもそも労働なんて本質的には全部バイトと同じだ。正社員だろうがフリーランスだろうが時間の切り売りには変わりない。そこで得たお金を事業投資に回せるかどうかが大事。だからこそ高時給である必要がある。
— やまもとりゅうけん (@ryukke) 2018年7月13日
どうも、フリーランスエンジニアのりゅうけんです。
僕は、フリーランスエンジニアという働き方を以前からめちゃくちゃ推奨してます。それはシンプルに、「短時間で大きな収入が得られる可能性がある仕事の中で現在最もイージーな仕事」と言っても過言ではないから。
だって、せいぜい1~2年の現場経験さえあれば、資格なしでなれて、かつ月収60万円とか普通に超えるんですよ。いま花形のWebプログラマーとか、仮想通貨取引所のエンジニアなんかだと月収100万円以上とか普通にあるし。
僕はこんな可能性に満ち溢れた職業を選ばない理由すらないと思ってます。特にいまお金に困ってる人であれば。
なんですけど、その事実をどうしても否定したい人達がいるんですよね。特に、現在「正社員」として稼働中のエンジニア。彼らの代表的な主張に「いうてフリーランスエンジニアってただの高時給バイトやん」というのがあります。
これは本当に間の抜けた意見で、完全に論点がズレています。今回はその理由を説明しましょう。
そもそも労働は全部バイトと同等
そもそもフリーランスであろうが正社員であろうが、それが「労働」という時間の切り売りである以上、アルバイトと本質的な差はありません。
だって、みんな自分の時間と労働力を差し出してその対価を毎月まとめてもらってるだけですもん。よって、「フリーランスエンジニアってただの高時給バイトやん」と言われたら、「お前らはただの低時給バイトやん」と返すのが正解です。
それでも「正社員は雇用が保証されているから云々〜」を唱えてくる人に言いたい。あなたは一生同じ現場で働けると思ってるのかと。あなたが定年退職するまでその現場が向こう30年間存続してくれる根拠ってどこにあるんですかと。
仮に奇跡的にも存続してくれたとして、業績の悪化によってボーナス下げられたりリストラされない保証なんてどこにもないわけですよね。それって「保証されてる」って言えるんですかね?
今ならMidworksのような収入保証がついたフリーランス専門エージェントもあるわけで、フリーランスも正社員も実質的な差はほとんどなくなってます。
だったら貰える収入が大きい働き方を選んだ方がよくないですか?という話。
労働に安定を求めること自体がナンセンス
そもそも、もう労働に安定を求めたりするのはやめましょう。安定をもたらしてくれるのは、「労働」ではなく、「投資」です。お金にお金を稼いでもらうことでしか確実にお金を増やす術はありません。
労働なんていつできなくなるかわかんないんですよ。クビになったらどうするんですか?怪我や病気したらどうするんですか?何故か気づいていない人が多いんですが、労働自体が本質的に不安定の塊なので、アテにできるような代物ではありません。
だからこそ、なるべく投資に回せるようできるだけ大きく稼げる労働を選ぶんです。よく「何で不安定なフリーランスを選んだの?」と言われますが、逆です。僕は安定を求めてフリーランスになりました。だって、この業界フリーランスの方が稼げるから。より沢山のお金を投資に回せるから。
はなから労働の安定性を信用していないので、同じ時間働くならより大きく稼げた方が正義という考え方です。わかるでしょうか。
収入源を分散し人生の冗長化を図る
フルスタックで情報感度が高く、人柄も良いエンジニアなら一生技術者として食っていけるかもしれない。けど自分は残念ながらその域ではない。だから収入源を分散する。自分が動かなくても回る仕組みを作る。そして、趣味でエンジニアをやる。
— やまもとりゅうけん (@ryukke) 2018年7月13日
結局大事なのは、エンジニア以外の仕事にどれだけ横展開し、仕組み化できるかなんですよ。
エンジニアとして一生やっていく自信がある人なら別ですよ。情報感度が高く、幅広い技術を習得していて、なおかつ人柄の良い人とか。そういう人なら60歳超えても活躍できるかもしれません。
でも、ほとんどの人はそうじゃないわけです。ただ何となくエンジニアという職業を選んでるだけ。目立った技術もなければ営業力もない彼らは歳を取ればとるほど扱いづらくなるので、当然仕事は減ります。
もちろん、僕もそうですよ。何となく楽しいからやってるだけの平凡な技術者です。10年後20年後も現場の第一線で活躍できているイメージなんて全然わきません。
だからこそ、いま稼いだお金を投資に回すんですよ。アフィリエイト、物販、資産運用などなど。それらを仕組み化し、不労所得化していくことで、最悪技術者として食っていけなくなっても何とかなる環境づくりをしているわけです。これをエンジニアらしく「人生の冗長化」と呼んでいます。
これらはいわゆる、「事業投資」にあたりますが、金融商品の投資でもいいですよ。行動力に不安がある人ならロボアドバイザーでも十分だと思います。とにかく収入源を増やしてシングルポイントを無くすこと。
そして、それら投資がやりやすいのは、今なら正社員より圧倒的にフリーランスです。なんせ稼げるので。「高時給バイト > 低時給バイト」という単純な図式ですね。
まとめ:どうせ一生働くわけじゃないから
遠くない未来に終わりが決まっていることをやってる時って、あんまり消耗しなくないですか?もし大変なことがあっても、「どうせあと数年の話だし」って思えますよね。むしろ、そのおかげで吹っ切れて高いパフォーマンスを発揮できたりすることもあるでしょう。
僕はこのエンジニアという仕事、長くても向こう5年以内に卒業すると思います。だから楽しくやれてるんですよね。ちなみに、今でもこの仕事で得られる収入は全体のうちほんの一部なので、今すぐ卒業してもいいんですが、やらないと暇すぎるしなんだかんだ楽しいのでやってます。
SESだろうが自社内開発だろうがそんなことはどうでもいいです。終わりは決まってるし、嫌なことがあればいつでも辞められる経済的余裕もある。だからこの仕事なら何やってても楽しいんです。27歳の頃にフリーランスエンジニアになって、収入源も分散して、ようやくそういう境地になれました。
エンジニアであれば、フリーランスになって大きく稼げば、その分沢山のお金を投資に回すことができます。そして投資によって余裕を手に入れることができます。
ただの高時給バイト。されど高時給バイト。長い目で人生を見た時、自分に最も適したワークスタイルは何でしょうか。