エンジニアが社内SEを一度は経験しておくべき理由【メリット多数】

どうも、フリーランスエンジニアのりゅうけんです。

エンジニアとしてキャリアアップしていく中で、様々な案件に参画してスキルを身に付けていくものですが、その中で皆さんに一度は経験しておいてほしい働き方があります。

それが「社内SE」。一般的には、

  • スキルが身につきにくい
  • 単価が高くない
  • 板挟みにされてストレスが溜まる

などと言われており、エンジニアを経験してない人からはあまり評価が高くない働き方かもしれません。ですが、実際のところ社内SEってエンジニアの中でもめちゃくちゃメリットある仕事なんですよね。

実際僕がエンジニアとしてこれまでキャリアを積んできて、様々な仕事を経験しましたが、社内SEの割の良さは相当なものでした。他の仕事にないメリットが社内SEにはあるんですよね。

正直、一度社内SEを経験すると他の仕事に戻りたくなくなるレベル。

当時いた現場の満足度はかなり高かったんですが、フリーランスに転身するということで泣く泣く現場を移動することに。今になってみても社内SEの仕事はオススメできるものでした。

そこで今回は、元社内SEの僕が、一度は社内SEの働き方を経験してみるのもいんじゃね?というテーマでお送りします。

社内SEをオススメできるメリットの数々

僕がここまで社内SEをオススメする理由。それは他のエンジニアにはないメリットが数多く存在するからです。

それを順番に説明していこうかなと。

社内SEのメリット① 明確なお客様がいないこと

社内SEの最大のメリットはこれじゃないかと。社内SEは自社システムの設計開発から運用保守を担当するんですが、自社の中の話だから明確なお客様という存在がいないんですよね。

もちろん社内のシステム担当者がお客様にはなるんだけど、普通のエンジニアが客先常駐してやりとりしたりすることを考えたら天国みたいなもん。外出して打ち合わせなんてのも必要ないしね。

僕も客先常駐時代を経験してますが、偉そうにふんぞり返ってるやつもいたし、納期に間に合わなくて毎日終電ギリギリまでやらされたりと色々ありました。

お客様がいないと、コミュニケーションでの面倒ごとから解放されるだけでなく、トラブルが起きたときも社内だけの調整で済みます。影響範囲が段違いに違うんですよ、客先常駐と社内SEでは。

ミスしたときなんて、客先常駐なら下手したら始末書書かされることもありますからね。なので、社内SEはそういったしがらみを気にすることなく自身のスキルアップに集中することができるんです。

社内SEのメリット② 無理なくコミュニケーション能力を高められる

先ほどはお客様とのコミュニケーションがないと書きましたが、社内SEでコミュニケーションをとる必要がないのか?と言われると全くそんなことはありません。

むしろコミュニケーションを取って仕事をする場面が多いでしょう。ただその相手が対外企業じゃなく、自社社員だからかなり気楽にやれるっていう話。

社内SEは、ある意味会社のヘルプデスクみたいな存在でもあります。

パソコンのネットがつながらないといった問い合わせなど、社員の方々のトラブルの窓口としても活躍できます。ちょっとしたトラブルを解決してあげたときにもらえる感謝の声が励みになったりもしますしね。

そういった自社内の軽いコミュニケーションからスキルを高めていけるので、対人スキルを1から鍛えていきたい人に持ってこいかも。

社内SEのメリット③ 自社内で一貫してエンジニアの仕事ができる

エンジニアの仕事は「設計・構築・運用・保守」というフェーズに分かれているんですが、一般的にはそのどこかに携わっていくというのが多いんですよね。

案件の設計構築として参画したら、そこでも設計構築が終わったら次の現場に移ったりすることが多い印象です。

このやり方は、特定のフェーズに特化したスキルを身に付けることには向いているけれど、「自分で作ったものを自分でメンテナンスして、ユーザが実際使って喜んでいるところまで見たい!」という人にとっては向かないやり方。

社内SEだと、自社のシステムを最初から最後まで見届けられます。

社内システムのスペシャリストとなっていくことができるので、細かいところまで知り尽くしていくことができますね。自分が設計したシステムを社員の人に使ってもらって、喜んでもらえるのを見るとこちらも嬉しくなるのが社内SEのいいところ。

社内SEのメリット④ ワークライフバランスが最高!

社内SEは総合的に見てハードワークとは全く違う環境です。

僕がいた現場でも、毎日雑談しながらゆるく仕事をしてスキルアップに謹み、定時ダッシュを繰り返す日々を送っていました。それで当時時給1850円だったので、非常に満足度が高いのが分かってもらえると思います。

もちろんバリバリの開発エンジニアと比較すると金額は低いですが、総合的な満足度では社内SEが圧倒的に上。

定時後には独学でさらにスキルアップするもよし、副業で別の収入源を持つもよし。会社に拘束されることなく、スキルアップできるのはかなり大きなメリットです。

もちろん社内SEにもデメリットはある

もちろんメリットだけじゃなく、社内SEにデメリットが存在します。

よく言われているのは以下のような内容。

社内SEのデメリット① スキルアップが望みにくい

社内SEは一貫して社内のシステムに携わっていく形なので、同じシステムについてスキルや知識を高めていくことになります。

つまり、真新しい技術に触れる機会という意味でのスキルアップは確かに望みにくい状況となるのは確か。

ですが、社内SEだからといって次のステップに進んではいけないことは全くないので、参画している案件で学べることやスキルアップとして得られることがなくなった時点で次の案件に行けばいい話。

これは社内SEに限らず、どんなエンジニアにも言える話ですけどね。スキルついたらさくっと次のステージに行くことで、単価アップも勝ち取れますよ。

社内SEのデメリット② ヘルプデスク業務がメインとなってしまうことも

社内SEのの仕事内容にはヘルプデスクの仕事が含まれていることが多いです。

ITのお助けマンとしての役割を担うことはもちろん大事なことなんですが、案件によってはそんな仕事ばかりになってしまうことも。

社員数に比べて社員SEの人数が少ないと、ヘルプ依頼がたくさんありすぎてシステムの開発や運用に手が回らないということになってしまうんですよね。

こうなると、エンジニアとしてのスキルアップではなくヘルプデスクのエキスパートになってしまうので、そういった案件を避けるためにも面談時点で

  • 普段どんな任務がメインなのか
  • 社内SEは何人のメンバーでチームを組んでいるのか

をしっかり聞いて、スキルアップできそうにない案件は回避する必要があるでしょう。

エンジニアとしてゆるく賢くメリットを享受しながら働こう

社内SEは、これからエンジニアとして働く人にはあまりなじみのない仕事かもしれません。一般的には開発や設計の仕事でバリバリやって稼ごう!と思うのが普通ですよね。

ですがエンジニア経験者に話を聞くと、希望する割合がぐっと高くなるのが社内SEです。

エンジニアって炎上して大変な思いをしたり、客先との調整で消耗したりでしんどくなってしまう案件が少なからずあります。その時にすぐに辞めて次の案件に行けた人はいいんですが、そうじゃなく長期間その案件に携わってしまうと疲労感だけが残る結果に。

そういったときに社内SEってすごくおすすめな仕事です。エンジニアとしてもスキルアップできるし、人間関係に疲弊せず、ワークライフバランスを守りながらいい意味で気軽に働けるから。

もちろん、ゆるく賢くレベルアップしていきたい人にもうってつけ。ぜひ、エンジニアとして一度は社内SEというメリットの多い働き方を経験してみてください。

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