月に5時間以上残業しない処世術

生まれてこの方、残業を月5時間以上したことがないフリーランスエンジニアのりゅうけんです。

僕が新卒で入社した会社は、いわゆる「残業なんて当たり前」の会社でした。「仕事もろくにこなせてないのに定時で帰るとは何事」という共通意識のせいで、定時を過ぎても広いフロアで物音一つ立ちません。

そんな職場において、17時半ちょっと前に日報を書き終え、荷物をまとめそそくさと帰宅する新入社員、それが僕でした。

別に、僕が優秀で作業を早く終わらせていたから帰宅していたわけではありません。仕事が全く進んでいない日もありました。だけど、「定時」だから帰るんです。契約上、定時になったら帰れるわけじゃないですか。え、なんか悪い?

「仕事が全然終わってません。では、帰ります。」

と報告して家路を急ぐのです。ホウレンソウもしっかりやってるので完璧です。何の問題もありません。

というわけで、今日は残業がいかに無意味であることと、残業なんてしなくても全然食っていけるということを証明しようと思います。この記事を読んだあなたはもう二度と残業しないと誓ってくださいね。

残業するとパフォーマンスが落ちる

皆、身に覚えがあると思いますが、残業中は著しくパフォーマンスが落ちます。糸が切れたように、普段やらないような細かなミスを連発してしまいますよね。人間、そんなに長時間集中していられるようにはできていないのです。

特に僕の場合、定時内でも一時間以上席に座っていられないくらい多動ってるので、残業中なんて完全に煩悩に支配されます。早く家に帰ってゲームがしたくて蕁麻疹が出ます。もはや仕事どころではありません。

そんな状態で働いてお金を貰うなんて超厚かましくないですか。しかも、定時後は時間給の1.25倍払い出されるんですよ。そんなの僕が一生懸命残業するより、人員増やして彼らを定時内に働かせた方が会社的にもコスパ良いじゃないですか。

よく新人いじめの常套句で、「お前が残業するだけ会社にとって損害なんだぞ。」というセリフがありますが、まさにその通りだと思うので帰るんです。

ちなみに僕は、小さい頃から先生に「帰れ!」と怒られたら本当に帰る子でした。

「できません」とちゃんと言う大切さ

自分の手に余る仕事にどれだけ時間をかけても、無意味です。定時内でできなかったタスクが残業したら終わるとは限りません。時間をかければなんとかなるだろうという発想自体がナンセンスなんです。

新人なんかだと無茶振りされて断れず、何とか残業しまくって仕上げた資料がボロクソに叩かれたりします。まあパワハラを受けて悲しいとは思いますが、そんな身分不相応な仕事、最初から受けなきゃいいんですよ。

「いや、それまだ無理なんであなたがやってください。」でいいじゃないですか。大人なんだからそれくらい言えるでしょ。

パワハラ上司は「これもお前の成長のためだ」と言うかもしれませんが、明らかにハードルの高すぎる仕事は、全く自分の成長に貢献しないですよ。レベル1でラスダンに出てくるようなモンスターとエンカウントしても即死するだけで経験値もクソももらえないでしょ。一緒です。

自分が健全に成長していける難易度の仕事を見つけてこなしていく。そして、それ以外の仕事は頑なに断る。そうすれば、残業なんてせずに仕事は終わります。

クビになっても別にいいと思ってた

僕はサラリーマンだった頃から、残業しないことで会社が僕を不必要と判断するなら全然かまわないと思ってました。そもそも定時内の作業だけで仕事が終わらないなんて生産計画が荒唐無稽だし、残業を前提として働けなんてそんなブラック企業こっちから願い下げです。

働き口なんてその会社以外にいくらでもあるわけですよ。僕は正社員だとか第二新卒だとかそんなのはどうでもよかったので、一年目で会社を辞め、派遣社員になりました。そして、派遣社員として2年間技術を身につけてからフリーランスエンジニアとして独立したのです。

おかげで新卒の頃と比べるとITエンジニアとしての手取りは5倍近くになりました。このまま会社辞めてなかったらせいぜい1.5倍くらいだっただろうなあ。ああ、辞めてよかった。

残業の成分の8割くらいは、「残業を断ったら職場で自分の居場所がなくなるんじゃないかという不安」です。会社に主導権を握られてるから、残業させられる羽目になるんです。「こんな会社いつでも辞めてやる」というスタンスでいれば、残業しないなんて余裕ですよ。

もっと言えば、会社の給料と同等以上の副業収入があれば、残業なんてバカらしくなります。僕は完全にこのパターンでした。「残業したくなけりゃ、副業で稼げ!」これが答えです。

さいごに:こういう図太いやつもいるよ

正直、僕はメンタルが相当強いので、参考にならないかもしれません。僕みたいに図太く定時で帰れない人の方が多いでしょう。

だけど、こういう生き方もあるということは知ってもらえれば、いざという時に、救いになることもあるんじゃないかなと思います。

日本の大企業では、長時間の残業を強いられ、上司や同僚からネチネチ詰められ、最終的に自らの命を絶ってしまう若者が時々います。そんな彼らが僕のブログを読んで、最悪の決断を思い留まってくれたり、心救われたりするならブロガー冥利に尽きるなと2ミリくらい思います。

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