【在宅可】インフラエンジニアだけどSlackでリモートワークしてみた結果

リモートワークという働き方も随分と浸透してきましたが、サーバーやネットワーク機器という物理的な資産を取り扱うインフラエンジニアの場合、まだまだ制約が多くリモート勤務している技術者は少ないのが現状です。

ところが、クラウド系のインフラエンジニアならその限りではなくなってきたんですよね。彼らが利用するサーバーやネットワークは、クラウド上でAmazonやGoogleなどといった企業が集約的に管理運用しているので、エンジニアがわざわざそれら物理機器を意識することがありません。アプリ開発のエンジニアと同様、自分のPCから各種リソースにアクセスして作業を行うというスタイルが可能なのです。

僕も最近はもっぱら、クラウド系の案件に参画しており、おかげで時間や場所の制約から解放された働き方ができるようになりました。

今日は、色々とわけあってコミュニケーションツール「Slack」の向こう側から現場に口だけ出してくるリモートワークエンジニアと化した僕が、インフラエンジニアのリモートワークスタイルについて感じたことをお伝えしようと思います。

仕事内容

仕事内容はまさに現場のダメ出しです。現場からSlack上に送付されてきた資料やコードをレビューして返すというだけ。

しかもレスポンスの速度も1日以内であればOKなので、できるだけ早く返すようにはしていますが、特にPCに張り付いているわけでもありません。また、特に自分が何かを構築して納品するというようなこともしません。「技術アドバイザー」なのかな。そんな大したものではないかもしれませんが、割と珍しいタイプのリモートワーカーだと思います。

そしてこれが結構楽しいんですよ。一歩引いたところからITに関われてストレスが少ないし、現場のエンジニアも愉快な方々なのでいつもSlack上で爆笑してます。飲み会なんかがあれば参加もします。全く会わないのも寂しいですから。

それなりに有益なアドバイスをしてないといけないので、常に最新の技術情報を追っている必要はありますが、証券マンが満員電車に乗りながら日経新聞読むよりははるかに楽です。

報酬

アドバイスするだけなので報酬は低いです。これだけじゃギリギリ食ってはいけないだろうなっていうレベルです。

普通のエンジニアだったら、いくら楽でもこれだと稼ぎが悪すぎて生活が成り立たないでしょうが、僕の場合は、ちゃんと複数の収入源を持ってるので問題ありません。システムを冗長化する前に、収入源を冗長化してます。収入源のHAクラスタです。

エンジニアに限らず、理想のワークスタイルを追うのであれば、他に十分な収入源を持っていないと難しいですね。心に余裕を持つためにも、稼ぐことは大事です。

通勤しなくて良い

リモートワークの利点としてよくあげられるのが、「通勤しなくてよい」ということです。これは本当に良いですよ。1日で一番体力と時間を無駄に消耗するのって「通勤」ですからね。何の価値も生まないこの行為を早くこの世から根絶させたい。

僕はリモートワークができないのなら、最初から自宅から徒歩や自転車圏内にある会社の案件しか選びません。それくらい通勤、特に電車にのることだけはしないようにしています。だってその時間にコードの一つでも書けますもん。

まあ、フルリモートでもオフィスにチームのメンバーがいる限り、月に1度や2度はオフィスに足を運んだり、現場の人と対面でコミュニケーションをとったりすることは重要だとは思います。SlackやGoogleハングアウトなどのツールを利用すれば業務は回りますが、Slackの向こう側から文句だけ言われる現場も下手すればストレスが溜まるだろうし、リアルのコミュニケーションで適度にガス抜きをする必要はあると思っています。

「オフィスがなくなって全員自宅から作業」になれば、定例MTGは居酒屋でやることになるんでしょうけどねw

リモートインフラエンジニアに必要な技術

インフラエンジニアがリモートワークできるようになるためには、まずはクラウドのインフラリソースを扱うための技術を身につけなければなりません。Amazon Web Service(AWS)Google Cloud Platform(GCP)Microsoft Azureを触ったことがない人はまず個人で無料でアカウント解説して小さいインフラシステムを作ってみるといいと思います。学習のためなら無料利用枠で十分です。

これらの技術に明るいインフラエンジニアの絶対数は非常に少なく、特に地方になるとどれだけお金をかけてリクルートしても全く集まらないのが現状です。企業のインフラシステムのクラウド化は進み、この傾向はさらに強くなることが予想されます。クラウド系の技術は、リモートうんぬんに関わらず習得しておいて損はない技術ですね。報酬も弾むし。

リモートインフラエンジニアになる方法

少なくとも、今の現場でリモートワークができないのであれば、転職またはフリーランスとして独立するしかありません。以下に最強のエージェント企業をまとめておきました。エンジニア登録後、担当営業との面談の際に「リモート勤務可案件探してください!」と言えば、よしなに探してくれます。

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注意点としては、基本的にリモート勤務は「特別処置」であり、最初からリモート勤務を奨励している企業は少ないということです。要するにリモート勤務は一種の「ワガママ」なんです。それなりの価値を提供してからじゃないと、認めてもらえません。

リモート勤務可を謳っている企業でも、参画から数週間から数ヶ月はオフィス通勤することを課している場合がほとんどです。企業側はその間に業務を学習させつつ、リモート勤務させても大丈夫な人材かどうかを判断するわけですね。

本当はリモート勤務が当たり前の社会になっていればそんな気苦労はいらないんですけど、こればかりは仕方ないです。

さいごに:もっとリモートワークが浸透してほしい

リモートワークであろうが業務は回るし、通勤コストもかからないわけですから特に差し迫った理由がなければエンジニアは全員リモート勤務になるべきだと思っています。ところが、対面でなければコミュニケーションに齟齬が発生しうるのではないかと不安視するエンジニアもいて、積極的にリモート勤務を推し進める企業は多くはありません。

確かに、対面でなければ細かいニュアンスが伝わりにくいというのはわかります。しかし、それはやりようによると思うんですよね。極端な話、現場の人とLINE通話をスピーカーで繋がりっぱなしにしてたらリアルタイムで会話できるじゃないですか。もちろんただのLINE通話だと不便すぎますが、もっとリモートワークを便利にするハードウェアもソフトウェアもどんどん出てくるでしょう。

コミュニケーションのインフラが整備されていけば「オフィスに通う」ということが前時代的な行いになっていきます。おそらく今、あと一歩のところまで来てるんですよ。これから2年以内くらいにまたエンジニアの働き方について大きなパラダイムシフトが起こるような気がしています。

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これらは全部誤解です。2~3年の現場経験があれば十分通用するし、年収800万円以上の高報酬でかつ、自由な働き方をチョイスできるのがフリーランスエンジニアという働き方。ここではエンジニアをサポートする最強の5社をまとめてみたので、ぜひ現役エンジニアの方はご一読ください。

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